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2011年8月24日水曜日

『KITACOパワードライブキット タイプX : その2』 たかしんさん加工モノを試す

【 左:KITACOプーリー 右:たかしんプーリー 】

そういえば、明確にブログに書いていなかったような気がする、KITACOプーリーのその後の話ですが、結論を先に言うと、ほとんど交換する価値のないプーリーでした。悪くは無いですけど、これだったら純正で十分です。というか、最高速は純正より落ちちゃいます。

とりあえず、商品考察の過去ログは以下の通りです。
『KITACOパワードライブキット タイプX : その1』 商品考察

さて、そんなKITACOのプーリーに関して、ちょっと前にたかしんさんからお試しでプーリーをお預かりしていました。KITACOのプーリーを加工したものだったのですが、どんな加工かと言うと、、、

● 赤く塗る

いやいや、それだけじゃないです(笑)
上記写真のローラーガイド側は、【 一部軽量化 】のみ。ローラーガイドには手を付けていません。

お次は、Vベルト面ですが、こんな感じです。↓

【 プーリー芯部分を1.0mm削りこみ 】

これは、たかしんさんも”とりあえず”で知り合いに加工をお願いしたということで、Vベルト面側を、物理的には使いきれる幅にしよう、と言うことで、フェイスタッチした時に外周部の幅が22.0mmになるようにした、という訳です。

ただ、ローラーガイドを加工しないと押し出しきれないだろうねぇ~、という話を、預かるときにしていたのですが、結果としてはまさにその通りで、ローラーガイドの活動限界により、KITACO標準の状態と、まったく変わらない最高速でした。
Vベルトのアタリ痕でも、なんとなくわかりますかね?

軽量化の効果は、、、多少感じる、かもしれない、のかな? (^_^;)
すみません、僕には感じ取れませんでした。m(__)m


 【 結論 】 
結局は、ローラーガイドの高速寄りを加工しないと話にならないという事です。プーリーフェイス側の芯を削るか、ショートプーリーボスを使えば最高速は伸ばせますが、今度は発進時の出足が話にならなくなります。
ちなみに、プーリーフェイス側の芯の削り込みは、本気で切削加工できる設備が無いなら、個人レベルではやらない方が良いですよ。プーリーボスとの接触面は非常に精度が求められるので、手作業レベルで出来る事ではないです。
まあ、『やる』『やらない』は、あくまで個人の自由ですけど、僕は絶対にやらないです。

じゃあ、ローラーガイドの加工を・・・という話ですが、PCX純正プーリーよりも若干だけローラーガイド外径が小さいとはいえ、ローラーガイドの壁面の高さが低いという、なんとも残念な状態なのは報告その1の通りですので、ちょっと怖いです・・・
発進加速が素晴らしいとかも特に無く、変速特性も、ほぼ純正と同様。

はい、もういいかな?純正からの変化を期待するなら、残念ながら買う価値なしです。m(__)m

唯一の特徴である『120パイ』の外径を活かすとしても、相当な加工が必要であり、なおかつウェイトローラー吹っ飛びリスクは純正プーリーよりも高い、と、こんな感じ。加工大好きなアンパンマンさんにでさえ、あまりお勧めできないです。(-_-;)

KITACOさんには申し訳ないけど、本当に意味のわからないプーリーです。

以上、KITACOプーリーに関しては、『その2』で完結させて頂きます。m(__)m


【 2011年8月25日 : 追記 】
ちょっと表現が偏っていたと思い、追記です。冒頭でも触れた通り、このプーリーは『悪くはない』のです。シム入れたりWR交換したりという、セッティングを行う土台として、わざわざ純正から変更する価値は無い、という事をお伝えしたかったのですが、言葉足らずでした。すみません。
プーリー本体の能力として、変化はほとんど期待できないという事です。

最高速が若干落ちることを除けば、純正交換部品として十分実用的です。シムを入れなくても、発進加速が少しだけ改善もされます。このあたりは、報告その1での推測通りの結果でした。

なので、補修部品として交換を考える状況なら、十分検討の価値のあるプーリーです。m(__)m


※ みんカラで頂いているコメントへのリンク ※

3 件のコメント:

  1. こんにちは、以前他の項目から質問させて頂いたものです。

    キタコプーリー、ドクタープーリー12グラムで120キロ目指していたものです。

    わかたくさんからのアドバイスでアドバンスプロのドライブフェイス14度を買いました。

    最高速が若干伸びるかなぁと期待していたんですが、取り付け前と全然変わりません。

    こういうのは、取り付けすぐよりある程度走った方が当たりが出るんですかねぇ~

    気のせいか発進時の0.5秒くらいのもたつきがスムーズになったような…

    下りで116キロぐらいは出るんですけど、下りなのであんまり引っ張ってるとエンジンに良くないなぁと思って、頑張れません。

    やはりキタコプーリーだからなんですかねぇ?

    次のプーリーを考えた方がいいですかね?

    でも自分的には今の状態は気に入ってるんですけど…後は最高速だけもうちょっと出ると、楽しいんだけどなぁ~

    何かいいアイデア(比較的簡単な
    )お願いします。

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    1. こんにちは。

      あの、、、『最高速』というのをどのように捕らえているのか解りませんが、どうも会話が噛み合っていないようです。僕は『レブリミットに当たってこれ以上出ない』という状況に対しての解決策として14度フェイスを提案した訳ですので、、、

      『下りなのであんまり引っ張っているとエンジンに良くない、、、』とおっしゃっている時点で、どうも話がずれていると感じました。そのような心配をされるなら、たかだか10馬力程度の125ccに最高速なんて求めない方が良いですよ。エンジンに無理させないと不可能です。

      ちなみに、レブリミットに当たる前の伸びが頭打ちしてしまうのは単なるパワー不足です。体重の影響か、走行抵抗の影響か、それは人それぞれですが。

      何か良いアイデア???馬力を上げるか、抵抗を減らすか、それだけですよ。
      もし、匿名さんが重量級の方なら、頑張ってダイエットして下さい。それが一番安上がりです。冗談じゃなくて、真面目コメントです。
      お金を掛けて解決するなら、とにかく馬力を上げるだけです。

      以上、失礼いたします。m(__)m

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    2. コメントありがとうございました。
      すいません、ちょっと色々と勘違いしていました。

      下りでそのまま引っ張ればレブリミットにあたってももう少し速度が出るってことだったんですね…
      単純に普通の直線でも伸びるのかと思ってました。

      パワー不足だから、下りで頑張るしかないってことですね。

      何か気軽にウエイトローラー軽くして、加速良くなったので凄く嬉しかったので、もっともっと って思ってました。

      ダイエットは置いといて、これからはその辺も踏まえて走ります。

      ありがとうございました。

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