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2013年2月28日木曜日

わかたくボカン シリーズ 第2段

コンロッドさん、再び 『 こんにちは 』 の図 (^^ゞ

先日、【 わかたく的 『PCX169』 第2期チャレンジ始動 】 という投稿をしたばかりなのですが、、、

はい、速攻で終了致しました(笑)


この第2期エンジン、組み上げてから、試運転、イワイサーキットと、少し控えめの8,000回転台での変速で走らせていましたが、パワーバンドが9,000回転台であることは以前のパワーチェックで解っていましたので、まだまだ余力を残していました。

組み上げてから距離も200kmほど走りましたし、そろそろ本領発揮の領域で走らせて見ようかという訳で、以前と全く同じ駆動構成で走らせたんですね。

んで、走り出して 『 おー♪やっぱり速え~♪ 』 と思いながらの加速中に、、、
あっさりとボカーン!喰らいました。(^_^;)

もうちょいコンロッドは頑張ってくれると期待していたのですが、思いのほかダメでしたね。。。


前回と今回のコンロッド折れからの推測として、手前味噌ではありますが、腰上の構成はかなり良い状態だったと思われます。それくらい速かったです。でも、ギリギリの線だったんでしょうね。たぶん、MMR30mm口径スロボの吸気レベルで、ギリギリの状態だったんだと思います。

前回壊れたのも、FAZE35mm口径スロボを取り付けた後ですし、今回は最初からFAZE35mm口径のスロットルボディでしたが、回転を落としていたのでギリギリ大丈夫だったのかと。それを、パワーピーク付近の変速に変えたとたんに、コンロッドが折れた訳です。今回はまだ全然異音は出ていませんでしたし、残念ですけどコンロッドの弱さは確定的です。


【 結論 】
169cc限界チューンを目指すとコンロッドが持ちません orz

僕なりの人柱情報として、169ccを可能な限りの回転パワーで走らせようとするのは、強化コンロッドが入手できない限りやめた方が良い、という事をお伝えしておきます。なので、169ccの場合は、圧縮を控えめにするか、使う回転域を抑えるか、といった対策をしておかないと、エンジンライフがかなり短くなってしまう事が想定されます。

残念ですけど、これがPCXのコンロッドの現実かなあ、、、という事です。
正月と、今回と、僅か2ヶ月で2基もエンジン壊しちゃいましたよwww

参考までに、武川やハンターのキットは、そのまま素組みで、純正の回転リミット以下で使う事をオススメします。長く乗りたいなら、変速回転は高くても8,000回転前後までかな。
カメファクのキットは圧縮が高すぎる(約13:1)ので、トルクでトコトコ走りましょう。純正の回転リミットでブンブン走っていると、遅かれ早かれコンロッド折れると思います。

ブン回して走るなら、150cc前後までかと思います。僕の147の場合は、10,000回転近い変速回転で5,000kmくらい乗っていますが、まだ壊れていませんのでね。まあ、一例として。m(__)m


さすがの僕も、ボカンシリーズはこれで最後にしたいですね。。。(^^ゞ

強化コンロッド!カモーン!!(T_T)


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2013年2月27日水曜日

PCXのVベルトの使用限界

Vベルトが粉々ですぅ~ (^_^;)

そういえば、先日のイワイサーキットにてVベルトが切れたんです。PCXでは初体験。使っていたのはデイトナのVベルトなのですが、幅が21mm(純正新品が22mm)まで減っていて、どれくらいまで使えるかなあ~? と、チャレンジ中でしたが、、、あっさりご臨終した次第。(^^ゞ

これ、ベルトが弱いとかではなく、ドリブン側の中心部分にハマり込んでしまった事で異常な引っ張り圧力が掛かった事により切れた模様です。バラしてみて判明しました。
ドリブン側が開ききっている状態で、切れたベルトが中心部分に落ち込んで巻き付いていましたし、切れたタイミングが、低速ではありましたが再加速でアクセルを開けた瞬間でしたので、まあ、なんとなくそんな理由かと思われます。

という訳で。。。結論。

『 PCXのVベルト幅21mmに近づいたら早めに交換すべし 』


ドリブン中心部分への落ち込みは、どノーマルでも起こりうる事ですので、使っているVベルトや車両状態に関係なく、PCXに共通した注意事項という認識で良いかと思います。

またひとつ、人柱がんばっちゃいました(笑) ご参考までに ♪


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2013年2月26日火曜日

イワイサーキット 『 エキシビジョンPCXカップ 』 大盛況 ♪

走行会だけじゃなく、模擬レースもやりました♪
( H390さん、写真拝借ありがとうございます!m(__)m )

2月24日(日)、イワイサーキットで開催されたエキシビジョンPCXカップに参加された皆さん、お疲れ様でした ♪ 楽しく過ごせましたか?僕はすごく楽しかったです~ (^-^)

以前から、PCXを通じてお知り合いになった皆さんには是非、スポーツ走行を通じてバイクコントロールの意識啓発をしてもらいたいな~、、、と考えていました。押し付けるつもりは全く無いのですが、S-1GPの私服走行会に積極的にお誘いしているのも、その気持ちの一環です。

ただ、どうしても装備の問題とかで、気軽に機会を作るのが難しいのですよね。。。


そんななか、今回のイワイサーキットさんの企画は、とっても嬉しい企画でした。とりあえずは第1回としての開催ですし、継続的に行うなら万が一の対応や、内容&金額の精査など、調整は必要なのでしょうけれど、社長さんは継続的にヤル気を持って下さっているようなので、是非継続的に行って頂きたいですね。僕も、でしゃばりたくは無いですが、協力出来る事はしようと思ってます。

S-1GPと併せて、こちらのイベントも継続的に紹介していきたいと思います ♪


さてさて、では今回のお話でも。。。(^^ゞ


2月の今回は、そもそもの発案者である柴ちゃんが激務による日曜出勤で来れないという状況だったので、本格的に人を集める声掛けは来月以降かな~、と、思っていたのですが、あの人が早々にエントリーしていたんですよね。うん、あの人(笑)

そう、Open_heartさん ww

ある意味、今回の主役のオプさんとツーショット撮って来ました♪ オプさんがせっかく来ると言うなら、参加しない訳にはいかないでしょ(笑)、という事で、参加しました。(^^ゞ

ホント、オプさんの向上意欲には頭が下がります。詳しくはご本人のブログでどうぞ♪

とてもスムーズに走ってらっしゃいました。前回、京葉スピードランドでお会いした時から、格段にステップを進めているのが、手に取るようにわかるほど。
PCXを速く走らせるという観点では、トモPやハナちゃんと同じくらいの雰囲気を感じます。二人とも、オプさん侮れませんぜ?w

あと、このお方もね。
MABO☆さん ♪

頑なにセンタースタンドを外さないのですが、外したら結構速いですぜ?(^_^;)

なんだか、自分の『行き過ぎ防止策』として、センスタは付けておくと言っているのですけどね。。。次は外すかもですよ?w

直前まで参加人数が少なそうな雰囲気で、少し寂しく思っていたのですが、なんのその! フタを開けてみれば、見に来た方も含めて20名くらいは集まりました。走行は30分枠を5回くらいかな?そのあと、模擬レースも10周レースを2ヒート。皆さん存分に楽しめたと思います。


んで、表彰式。

レースは見てようかな?と、思ったのですが、こんな偉そうにブログ書いてるやつがどんなもんなのかを、一応同じコース上で知ってもらおうと思い、遠慮なく2ヒートとも勝たせて頂きました (^_^;)

2ヒート目のハンデグリッドには、自分で笑ってしまいましたがww
コース3/4周くらい後方でした(笑)ので、最初の2~3周だけ、ちょこっと頑張りました (^^ゞ

そして、今回も遠慮なく偉そうに言います(笑)が、今回はロスマンズ号でしたからねぇ。馬力は別として、コーナーは余裕を持って走りましたよ。バンク角も控えめで。あ、そうそう、きよなかさんが動画アップしてくれているので、見てもらえば解るかな?

☆ きよなかさん撮影の動画 ☆
 ● 模擬レース その1
 ● 模擬レース その2

フロント『+10mm』、リア『+30mm』、これで、センタースタンドがあったとしても、それを擦るか擦らないかくらいのレベルで走りました。引っ掛かるのがイヤなので外してはいますけどね。

今回走った皆さん、インフィールド区間は同じくらいのペースで走れるはずですよん。バンク角がすべてではなく、荷重の掛け方と向きの変え方次第で、それほど車体を寝かさなくてもボチボチ走れるんですよ~、という事を、少なくともオプさんにはお伝えできたかな?と。

それでも、上手な人はもっともっと速いのです。2輪の操作って奥が深くて難しい。けど楽しい。という事を、今回の皆さんが感じてくれていれば嬉しいな。こうした経験値が、かならず一般道での自分の操作に余裕を生んでくれます。
こういう体験を、もっともっと沢山の方々に持って頂きたいなあ~。


このブログを見て下さっている皆さん、次はぜひ一緒に走りましょう ♪

イワイサーキットさんでは、PCX以外でも、同じ125クラスのスクーターとして一緒に走れるような段取りも考えてくださっています。関東近郊で、私服走行を存分に出来る貴重なイベントですよ。模擬レースの勝ち負けなんて、たんなる余興ですから、ぜひ、操作技術の向上を目的に、次回以降は更に多くの皆さんが足を運んでくれたら最高に嬉しいですね (^-^)


最後になりましたが、オプさん、きよさん、遠路はるばるご苦労様でした!!!

今後も、来れるタイミングのときは是非お越し下さい。今回、御飯ご馳走しようと思っていたのに、あの『風』による疲れで、すっかり忘れてしまっていました。 (^_^;)
次回以降は、エントリーフィーの半分くらいサポートしますから(笑)

あー、楽しかった ♪ m(__)m


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2013年2月22日金曜日

24日(日)はイワイサーキットへ行こう ♪

今回は、コイツでノンビリ走るつもりです ♪

えーっと、僕が主催しているわけではないので静観していましたが、あまり参加表明がないようなので、もったいないから直前だけど告知させて頂きます。

2月24日(日)に、茨城県坂東市のイワイサーキットにて、PCXのサーキット走行が行われます。当初はレースの合間のエキシビジョン走行の予定だったようですが、どうやらレースのエントリーが少ないので、30分走行を2本、という、PCX向けスポーツ走行として実施して頂けるようです。

もしかしたら、もっと沢山走れるかも? 詳しくはイワイサーキットのWebでどうぞ ♪

● イワイサーキット公式HP
● イワイサーキットmixiコミュニティ


みんカラでは、遠方からOpen_heartさんが来られるようなので、せっかくだから僕も行こうと思っています。ツナギ等の装備も不要という、私服走行できる嬉しい機会ですし、ぜひ一緒に参加しませんか? 走らなくても、オフ会気分でご一緒するのもアリかと思います ♪

当日、思った以上に集まってくれる事を期待しつつ。。。 m(__)m


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2013年2月19日火曜日

わかたく的 『PCX169』 第2期チャレンジ始動

写真は使い回しですけど (^^ゞ

だれでも入手できる市販パーツを組み合わせる中でのチャレンジ、という、無駄なこだわりでやっている僕のエンジンカスタム。宣言した通りに、第2期チャレンジに突入いたしました。かなりドタバタでしたが、先週末に作業を進められましたよ。

構成は、前回のトラブル報告に記載した通りですが、一応改めてキッチリ。m(__)m


【 構成パーツ 】
・ カメレオンファクトリー メガトン170KIT
・ PCX150ヘッド一式
・ Sonic125のバルブスプリング一式
・ 圧縮比13:1狙いのガスケット構成 ( ベース0.3mm、ヘッド0.3mm )
・ SP武川スポーツカムシャフト
・ MMR 大容量インジェクタ ( CBR150用 )
・ FAZE用35mm口径スロットルボディ + 直ファンネル
・ MFR BLADE S4 EVOLUTION eSP用マフラー
・ キタコ i-map


ポン付けが出来ない、追加作業的な要素は以下の通りです。

【 DIY作業一覧 】
・ シリンダー&ヘッドの面慣らし研磨
・ PCX150ヘッドのバルブに合わせた、ピストンのリセス拡大加工
・ バルブシート擦り合わせ
・ ウォーターラインの現物合わせ
・ 水温センサーコネクター形状違いによる、接続コネクター新設
・ MABO☆ファクトリー製 ファンネル接続用インテークパイプ


はい、こんな感じで、壊れたエンジンと同じ構成を再度実現させました。最初の状態としては、一切なんの異音も打音も出ていません。いたって正常な音ですね。今後の変化に注目です。


そして、テストコースで慣らし運転w

【 駆動構成 】
・ PCX150用カウンターシャフト&ファイナルギア
・ キタコ製 カウンターギア ( 製品名 : PCX/ハイギアKIT )
・ NCYドリブンAssy
・ MFR センタースプリング
・ ベリアル GPクラッチ
・ NCY 14度フェイス
・ MFR プーリーⅡ

とりあえず、WR18g×6個(笑)でお試し走行してみました。これ、純正プーリーだと20gくらいに相当するかな? スーパー保守的にひよってます、スミマセン (^_^;)
でもね。この重さでも、アクセルを開けると7,000rpm以上で変速します。自己満足ですが、あの武川カムでも中速トルクが結構出ている証でございます♪ 147のちょっと保守的な駆動セットと同じくらいの速さが、こんな回転でも出ていました。うへへへ。

そして、回転が上がってきて110km/h超すあたりからチカラ強くなってくるというwww

ある程度の距離を走らせてから、一度だけ伸びきりチェックしましたよ。燃調マップや回転リミットはまだ無補正のままでしたので、9,500rpmでリミット掛かる状態でしたが、すんなりとそこまで伸びました。どれくらいの速度なのかは、、、ヒミツww

ぐふふふ、、、やっぱりチカラ出てますよ、この構成♪

結構なハイギアですのでね。どれくらいの速度かは、まあ想像にお任せします (^_^;)


【 初期トラブル 】
再利用したPCX150ヘッドの、面の歪み矯正が不十分だったか、保険でスリーブ部分に液体ガスケット薄塗りしたのが逆に悪かったのか、、、残念ながら瞬間的な水温の上昇や、僅かなオイル滲みという症状が発生してしまいました (>_<)

今までエンジン何度も組んでいて、今更の凡ミスに悔やみましたが、とりあえずオイル滲みに関しては、その部分に液ガスを塗りつけて止まりました。水温も、一瞬の事で、ほとんどは安定水温に落ち着いています。でも、当然ながら納得いかないので、今週末に改めて組み直しする予定です。ついでに、初期アタリのついた各パーツもチェックしてみますです。

これで、ボカーンさえしなければ、かなり満足いく状態ですよ ♪

コンロッドが折れないように祈りつつ、今後の経過観察を続けます。 m(__)m


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2013年2月14日木曜日

PCX169ccボアアップのトラブル報告

コンロッド、見事にポッキリ (^_^;)

誰も待っていなかったかも知れませんが、一応、お待たせしました。と、言っときます(笑)

誰もチャレンジングな前例を作ってくれないので、いつか壊れる覚悟の人柱街道まっしぐらな僕の、最初の内燃機トラブル報告です。今回は、ちょいと長いですぜ。(^^ゞ


まずは、壊れた状況の構成を簡単に書いておきましょう。

・ カメレオンファクトリー メガトン170KIT
・ PCX150ヘッド + 圧縮比13:1狙いのガスケット構成
・ SP武川スポーツカムシャフト
・ FAZE用35mm口径スロットルボディ + 直ファンネル
・ 9,500rpm付近を変速で常用
・ 伸びきり11,000rpmリミット

あ、プーリーはMFRⅡなので、発進加速時はいつも10,000rpm以上に跳ね上がってますw

スロットルボディはMMR30mm口径も併用していましたが、この構成で最初の100~200kmくらいは特に問題も感じず、180~200ccクラスのシグナス系と同等の速さも出ていました。手前味噌ですが、その根拠としてS-1GPの最終戦も、スクミのSS1/32mileも、車重やタイヤ、僕の体重を考慮すれば、速さという観点では、なかなかのモノだったかと思っています。はい。(^^ゞ


【 トラブルの前兆 】
実は、スクミの時あたりから、冷間アイドリング時の打音が出るようになり、暖気すると消えるという状態になっていました。推測としてはピストンの首振り音。冷間時のクリアランスが少し広いのかな?という推測です。この辺は、現地にいた人には話をしたかと思います。
時間的猶予が無く、そのままスクミ、S-1GP最終戦を走りました。んで、急に連日の現場仕事が舞い込んできたので、メンテナンスする暇も無く年明け。

そして、年明けの走り比べ用に、急遽久しぶりにこのエンジンに火を入れた訳ですが、例の打音が暖気してもアイドリング中は出っぱなしという状態に。少々不安はありましたが、回転上げると打音が消えるし、走行フィーリングも変化なしだったので、走り比べ後に腰上を開けてチェックしよう、、、なーんて思ってたら、その走り比べでボカーンとね、なっちゃった訳です。(^^ゞ

ではでは、事後の状況把握から推測する検証でございます。


【 検証 : コンロッド小端部が事の始まり(と推測) 】
以下に推測の根拠を並べますが、根本原因は別として、最初に壊れたのはコンロッド小端部で間違いないと思われます。一般的にありがちな、ピストン砕けや棚落ち、バルブの傘落ちではございません。写真で見てみましょうか。

はい、見事にポッキリ(笑)

これが『ボカーン』のスタートでしょう。ピストンのキズやスカートの砕けは、折れたコンロッドが叩き壊したと思われます。

なぜか?
はい、次の写真。

見てください、この綺麗なシリンダー内壁。スカートが先に砕けたのなら、キズだらけになってるはずでございます。

反対側も。小さなエクボ痕は、折れたコンロッドが暴れて付けたのでしょう。繰り返しますが、スカートが先に壊れたのであれば、擦動痕になるでしょうからね。

はい、次~♪

解るかな?写真配置でピストンピンより上の、ピストン裏面に、ぶっ叩き跡が。こんなとこのキズ、折れたコンロッド以外に、付けられる人は居ないと思うのであります。(^_^;)

ちなみに、ピストン上面が盛り上がっていました。それほどの衝撃だったようです。

そしてこんなん。まあねえ、クランク軸は慣性で回ってしまいますので、折れたコンロッドが暴れまわって、スリーブ叩き壊したんですね(笑)

そして、ケースも叩き壊して。いやまあ、なんとも見事な暴れっぷりです(笑)

そして、散々暴れたのちに、どこかに引っ掛かったストレスで根元もポッキリ、と思われます。折れたコンロッドは、どこかに遊びに行っちゃった(笑)ようで、ケース内には残っていませんでした。(^_^;)

では、もうちょっと推測の材料となる写真でも。

これはヘッドをめくった直後です。ピストンの固着を見ようと、ピストンを押してしまったので引っ込んでいますが、ほぼ上死点位置に留まっていました。そして、なんか変だと思ったら、約100度ほどピストンが回転してる(笑)

折れたコンロッドに何度も叩かれて、クルクル回っちゃったようですね。これは、最初の写真で本来付くはずのない場所に打痕がある事からも推測できます。

お次はピストン上面。棚落ちどころか、デトネ痕すらありません。結果論として、少なくとも『材質強度』という観点では、カメファクさんの『鍛造』ピストンにウソは無さそうで、なかなか優秀だと思いますよ。

あ、『精度』は別として(爆)

最後にヘッド。インレットバルブがピストンに軽くヒットしたようで歪んでいましたが、幸い、ピストン砕けが無く、バルブ傘も落ちていないので無傷です ♪

後のチェックで、ピストンロケットを喰らった衝撃で僅かな歪みが出ていたのが判明しましたが、許容公差以内の歪みでした。

修正して再利用を試みますw


はい、とまあこんな感じでございました。何か違う推測を想定出来そうでしたら、是非是非ご意見を下さいませ。色々な角度から物事を考えたいので、ご意見大募集です ♪


【 さて、そもそもの根本原因は? 】
コンロッドが弱い。という短絡的な根本原因ではないと思っています。弱いことは弱いと思うのですが、例の打音がタチの悪い激しい首振りだったとすると、継続的に微振動がコンロッドに与え続けられていた事になるので、そうした微振動による金属疲労もひとつの要因じゃないかと、僕は思うわけです。こちらも、絶賛ご意見募集中 (^_^;)

なので、僕はもう一度同じ構成でエンジンを組み直しています。そして、また同じ打音が出はじめたら、今度は即座にエンジン開けて検証してみます。


・・・もし打音が出なかったら?

そりゃもう、最初のカメファクピストンの精度が悪かった、という事でね。www


・・・もし打音も無いのに、またコンロッド折れたら?

そのときは素直に、強化コンロッド入手するまで大人しくしてます(爆)



【 169ccボアアップを考えている方へ一言 】
コンロッドが弱いという事だけが今回の根本原因だとは思っていませんが、だからと言ってコンロッドが強いとも思っていません。僕の狙っているパッケージングは、かなり危険である事に変わりは無いので、もう少しマージン取る事をオススメします。
圧縮比を控え目にするとか、常用回転を低めにするとか、回転リミットを純正レベルに抑えるとか、武川カムは使わずに、さらに低い回転常用でトルクで走るようなセッティングにするとか。

参考までに、武川の169ccやハンター系の169ccは、ほぼ間違いなく同じピストンですが、今回のような打音は今のところ友人含めて発生しておりません。カメファクのピストンスカートが小さい事も、もしかしたら一つの要因かもしれませんね。。。


でもね! 自分で言うのもアレ(笑)ですが、速さを求めるならこの構成は、現在入手できるパーツの組み合わせとしては結構良いと思っています。まもなく、前回とまったく同じ状態で復活させますので、第2期人柱チャレンジをお楽しみに~♪ w

ではでは m(__)m


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2013年2月10日日曜日

『 カメファク コンバートマニホールド 』 えー。。。


FORZAやFAZEで使われている35mm口径のスロットルボディを、初期型PCXに装着するためのマニホールドが、カメファクさんから発売されました。相変わらず、商品開発のコンセプトは良いと思うんですよね~、そういうところは大好きな僕。(^^ゞ

ですが、今までことごとく品質の悪さや、詰めの甘さに困っていたわけですが。さて今回は?


お、おお、、、

型を起こして製作されているのは間違いないのですが、こんなに芯ズレしてる状態で、GOサイン出せる神経が理解できません。たぶん、型で抜いているでしょうから、製品全部同じような状態だと思われます。(>_<)

【追記】 切削加工もバラつきがあり、それぞれのズレ方次第で製品誤差がありました。モノによってはセンター出ているかもしれません。

スロボが35mmなのに、マニホールドの口が36mmあります。意味不明。
スロボから先で中膨れさせて、わざわざ流速落ちるような状態にして、いったい何を狙いたいのでしょう?

そして、内面の醜さがハンパないです。まあ、これは削って整えられなくも無いですが、口元が36mmなのは、どうにもこうにも・・・(^_^;)

純正(左)には、ガソリンを気化させ易い様に(と思われる)、インジェクタ手前に気流を変えるリブがあります。純正でわざわざリブを付けている訳ですから、そうする理由があるんでしょうね。

はい、カメファクさん(右)。

そんなもんガン無視です(笑)


……はあ~~~、、、、、


なんなんでしょうね、本当に毎回毎回。偉そうに言わせて貰いますけど、パーツメーカーとして、製品を世に送り出す気概が足りな過ぎますよ。


【 結論 】
これに35mm口径のスロボ付けたら、そりゃ純正よりは速いでしょう。それは間違いないと思います。ですが、35mm口径のポテンシャルを適性に使えているのか?と考えたら、全然ダメでしょうね。という事で、僕は、まったくもってオススメしません。


MMRにお世辞を言うつもりはありませんが、MMRマニホールドの拡大加工は綺麗でしたよ。こんなんじゃ、MMRの30mmキットを使ったほうが、アクセレーションもドライバビリティも上でしょうね。それでも、排気量が大きくなり、どうしても35mm口径のFAZEスロボを使うのなら、頑張って自作した現状のマニホールドの方が、自分の中では100倍マシです。

というわけで、、、返品してきま~す♪(笑)


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