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2015年4月18日土曜日

わんぱく号2015、無事?シェイクダウン ( ̄▽ ̄)

♪ 岩井サーキットでシェイクダウン ♪

来週の仕事予定の無い日に秋ヶ瀬でシェイクダウンしようと思っていたPCXレース車両ですが、どうせならサッサとシェイクダウンしてしまおうと、本日イワイサーキットに行ってきました。ハナちゃんが付き合ってくれるとの事で、完全に思い付きとノリで(笑)

イワイサーキットでは、昨年の10月の走行会の際にレース車両を走らせているので、ある程度はベンチマークがあり、2015年バージョンの変化が多少なりとも掴めますのでね。


● まずは初期アタリ慣らし
昔っからね、これが一番大嫌いなんですよw。さっさと普通に走らさせてくれと。ついでに、今どきの加工精度のモノに慣らしなんて、ホント初期アタリ程度で十分だと僕は本気で思ってます。

という事で、重たいウェイトローラー入れて50kmほど我慢して淡々と走りました。

午前中はこれで終了。慣らしも終了!!w


● 2015年バージョンのチェック
さてさて、50kmも慣らしをしちゃったので午後からはパフォーマンスチェックです。本当は一つずつ変化を確認したいとは思うものの、時間が無いので今回はまとめてドン。ウェイトローラーを軽くして試走です。

2014年バージョンからの変化は以下の通りです。

 ・ 各所精度向上&フリクション低減狙いの新エンジン
 ・ 圧縮比『13:1』狙い
 ・ ユミナシカムシャフト
 ・ 150ファイナルギア ⇒ 125ファイナルギアへローギア化
 ・ リアタイヤ12インチ(今回は中古マキシスMA-F1)

どれがどう作用したのか複合要素なので正確には判別難しいですが、結論としては相当良くなりました。どれくらい良くなったかというと、昨年の10月の時と同じ様な程々加減で走行して、ラップタイムが1秒近くも速くなっちゃったくらいの変化です。。。って!

相当違いますがな!Σ(゚Д゚)


体感的には、リアタイヤの変化が一番大きく感じました。立ち上がりの開け易さは概ね期待通りですが、『旋回力』が凄い上がったのに驚きました。フロントを変えた時より変化を感じるとは、、、ちょっと想定外。

タイヤって面白いですね。ついでに自分の勉強不足もよく解りましたw

エンジンも当然チカラ強かったですよ。クランキングコンプレッション測ったら、、、

14kgって!w

いやこれちょっと高過ぎ。物理圧縮比からして、もうちょい低いと思ってたんですけど(^_^;)


ちなみに、プーリーは純正形状の延長線であるNCY系を今回は使いました。最初はWR18g(125純正と一緒)で、全開時7,500rpm変速。これ、結構な軸トルクでニヤけましたw

次。WR12gにしたら、アクセルちょい開けでも9,000rpmを越しちゃう(;・∀・) ま、慣らしは終了(笑)しているので、そのまま全開にしたら10,200rpm変速でした(;・∀・)
上記の通り圧縮も高いし、そりゃあもう元気で楽しかったですよ ♪

ついでに、圧抜け発生しましたwwwwww


高圧縮+10,000回転オーバーでは耐えられなかったようです(^_^;) まあね、どうせ初期アタリの具合を見るついでですから、ヘッドの面研をやり直して、もうちょい圧縮落としますです。



とまあ、こんな感じのシェイクダウンでした。

今年の僕は、じゃなくてワンパク号は、、、ちょっと速ええよ?( ̄▽ ̄)w



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2015年4月17日金曜日

岩井サーキット私服走行会やりまっす♪

前回(2014年10月)の模擬レースの様子(・∀・)

定期的に開催させて頂いている、岩井サーキットさんでの私服走行会のお知らせです。告知が遅くなって申し訳ありませんが、以下の通り実施致しますです。


4月26日(日) 9時~
場所 : 岩井サーキット(茨城県坂東市矢作655)
1日走行 : 3,500円
半日走行 : 2,500円
走行枠は1時間毎に20~30分間(予定)
夕方に模擬レース実施(希望者次第)

【 注意事項 】
・ ツナギ不要ですが、長そで長ズボンは必須でお願いします。
・ グローブ必須、ブーツ推奨、可能ならハイカットのシューズで。
・ ヘルメットはフルフェイス推奨ですが、ジェットも可。半キャップはご遠慮下さい。
・ 概ねの整備が出来る工具等は現地でお貸しします、ご安心下さい。
・ 走行に関する注意点、詳細タイムスケジュール等は当日現地でご案内します。
・ おやつは500円までです。


えー、、、最後のおやつの件は冗談ですw


※ 参加表明についてお願い ※
人数把握をしたいので、参加表明のご協力をお願いします。PCXユーザさんでmixiをお使いの方は、PCXコミュニティにてイベント告知されていますので、そちらで表明をお願いします。このブログにてこの私服走行会を知り、参加したいとお考えの方は、僕にご連絡を頂ければOKです。
ブログコメント欄でも良いですし、PC版の表示であれば右上の方にメッセージフォームのリンクがありますので、そちらでご連絡頂いても構いません。

ご協力、よろしくお願い致します。m(__)m




2013年から年2回ほどのペースで実施しているこの私服走行会、PCXユーザによる開催が元々の発祥ではありますが、異なる車種であっても遠慮なくご参加くださいな。一般装備でサーキット走行を堪能できる絶好の機会です ♪
希望者が居れば、簡易SS計測もやりますので声かけて下さいな。

本日(4/17)現在、友人知人のPCXユーザで10台弱は参加する予定です。ちょっとしたオフ会のような気分で気軽にご参加ください。走行しないで遊びに来るだけでも大歓迎です (・∀・) ♪

ゲートは8時頃には開きますので、早目に来て頂いて大丈夫ですよ。


ではでは、当日ワイワイと楽しみましょう ♪



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2015年4月16日木曜日

PCXわんぱく169バージョンⅡの組み上げ


さて。1月の検証作業を3か月後の昨日にブログアップした訳ですが(笑) 新しいエンジンの組み上げは先日の日曜日の出来事です。珍しく迅速なブログアップ!(`・ω・´)

もともと、同じ構成でもう1機エンジンが組めるように部品は揃えていたので、組もうと思えばいつでも組めたのですが、重い腰がなかなか上がらず、、、やっと組みました。(^_^;)


新たなケースをキレイキレイに。あ、僕のご愛用のスクレーパーは剃刀替え刃仕様のやつです。使いやすくて大好き ♪

田中工業(JUNオート)さんでリバランスを取ってもらったPCX150クランク。気をつけて、しっかりと、真っ直ぐに引き込んで、スルスルに組めました ♪

ピストン関連は今回もTTMRCのセミオーダーで。ついでに、DLCだのWPCモリショットだの、贅沢に表面処理も施して組み込みです。結果が良ければちゃんと仕様公開しますね ♪

バルブリセスも狙い通りで。ちょっと外周側が競ってるけど、、、まあ平気でしょ!w


ヘッドは基本的に同じ仕様ですが、今回は冒険してユミナシのカムシャフトを組み込んじゃいました。昨日の検証ブログで『これ以上の出力を狙うと限界突破しそうで残念』とか言ってた気がしますが、、、それで諦めてたら面白くないでしょ?( ̄▽ ̄)ww
武川のカムシャフトと比較すると、オーバーラップが大きく、作用角もタイミングも理屈的には高回転高出力に振ってあるんですよね、ユミナシのカムシャフト。

なんでそんなのを持っているのかって? そりゃ、僕の親分はMADMAXバンコクのソム兄様ですからね、こっそり密輸したまでです(半分冗談w)

壊れるリスクは覚悟の上です。やっぱり『目指せ!20パカパカ♪』はチャレンジしないと僕らしくないという事でね。がははは。

すみません。バカですw


一段落して裏庭でぐったりしている僕の図

土曜日に腰下を組み上げて、日曜日に腰上を組み、夕方には試運転という予定だったのですが、色々と予想外の対応に追われてしまい、試運転が20時頃に。(^_^;)

とりあえず、異音もなく無事にエンジン掛かりましたよ ♪

僕がサボらない様に?見張りに来てくれた、NARIさん、柴ちゃん、トモピ、MABOさん、windfarmさん、ありがとうございました。誰も来なかったら、たぶん途中でやめてました(笑)


今週は出張業務で時間が無いので、来週のどこかでシェイクダウンですね。たぶん秋ヶ瀬で走らせてきます。いきなりブッ壊れたら、皆さん大笑いして下さいな( ̄▽ ̄)w



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2015年4月15日水曜日

PCXわんぱく169 ボカーン検証

2014年末の走り納めでボカーン (;・∀・)

結果だけ見れば『コンロッドが折れた』という過去の壊れ方と同じに感じる今回のエンジンブロー。ですが、壊れるまでの状況も全然違いますし、破断面からの解析で原因も見えてきます。

という事で、すでに1月には検証済みだったのですが、ブログにまとめていなかったので一応まとめておこうかな、と。(^_^;)

今回はプロの意見もちゃんと聞こうと思い、解析のプロであるwindfarm変態先生のもとへ出向いて検証作業を行いました。変態先生ありがとう ♪ ( ̄▽ ̄) w


腰上の状態。まずこれを見て今までと違うのが一目瞭然です。過去の検証ブログ投稿を見て頂くと分かると思いますが、125クランクAssyでは、根本的な強度不足と思われるコンロッドの小端部根元が破断していたので、小端部がピストンピンにぶら下がっている状態でした。

それに対し、今回はピストンピンに小端部がぶら下がっていません。行方不明です(笑)

また、ピストンスカートやシリンダースリーブは、すべて折れたコンロッドが暴れた事による2次破損ですね。この辺は、前回のボカーンと同じ解釈です。

後の写真でわかりますが、小端部そのものが分断してピストンピンと分離しちゃったんですね。クランクケース内から必死に欠片を集めて並べてみた写真をどうぞ。(^_^;)


たぶん、これでコンロッドを構成していた欠片は揃っているはず、です。この破断面から解析し、今回のエンジンブローの原因推測は以下の通りでございます。

① 小端部の金属疲労が根本原因
ここ以外の破断面は、すべて2次的な要因で引きちぎられていたり、捩じ切れていたりという破断面で、ここだけに疲労破壊の痕跡がありました。小端部のオイル穴左右の部分ですね。ここにクラックが徐々に進行した形跡があり、ほぼ間違いなく根本原因はこれです。

② 周辺を乱打したと思われる打痕多数
小端部が弾け飛んでフリーとなったコンロッド君、当然のように近辺を乱打。ここは打痕が多すぎて正確に破断面は拾えませんでしたが、もしこちらが先に破断したのなら、①の小端部はバラバラにならずピストンピンにぶら下がっていた事でしょう。

③ 強大な横折れ圧力による捩じ切れ
フリーになったコンロッドが、何処かに引っ掛かってコンロッドをへし折った模様です。事実、今回は走っていて『逝った!』と思った直後にエンジンロックしていますので、かなりの高回転から急激にロックが掛かったはずです。
それでこんな捻じ切れの様相になっちゃった訳ですね。

さて、どれほどの高回転から急激にロックが掛かったのか、痕跡からある程度は物語ってくれる写真が以下の写真です。


ウドラフキーがあああ!!Σ(゚Д゚)

いやいや、こんな風になっちゃうモノなんですね。ビックリです(笑)

クランク軸が一気に止まったけど、慣性で回るフライホイールがその余力でウドラフキーを引きちぎったという衝撃事実。急激に止まった際の瞬間トルクが想像を絶します。。。という訳で、以下のモノはこの強大な瞬間トルクの影響を受けている可能性が強く、素直に再利用は出来ません。

【カムチェーン】 切れてないけどゴミ箱直行ですorz
【カムスプロケット】 同様にゴミ箱直行 orz
【プーリー】 内部クラックが怖いのでゴミ箱直行 orz
【Vベルト】 ケプラーの内部破断が恐いので練習走行用限定
【ドリブンプーリー】 トルクカムピンが全然平気だった。けど様子見
【ギアボックス一式】ケースと一緒にゴミ箱直行 orz
【カムシャフト】 タイミングがずれている可能性高いので検査
【ウォーターポンプ】 チェックしてとりあえず再利用&様子見
【フライホイール】 試着して、ブレていなければ再利用


あー。。。色々とカネ掛かりますなあ~(;・∀・)
なにか見落としてそうならご指摘お願いしますw



● 結論
今回のエンジンは、レース&テストコースで1年半使いました。レースイベント20回近く。距離にしてトータル1万キロ少々。2014年の1年間はオイル交換以外はノーメンテ。こんな状態でライフの検証をしていました。
また、運用状態としては基本的に9,500rpm変速。2014年の後半は9,800rpm変速。テストコースで何度も11,000rpm張り付き最高速テスト。パワーチェックで何度も11,000rpmブン回し。こんな感じで酷使してきました。

根本的な強度不足なら、とっくの昔に壊れていたと思われますので、そこまでの弱さではなかったのだと思われます。しかし、限界に近い状態ではあったのだと思います。なので、これ以上の出力を狙っていくと、限界突破してしまう気がします。残念・・・(ノД`)・゜・。

そんなわけで、PCX150のクランクAssyを使った現在の構成の場合は、今回の疲労破壊を一つのベンチマークとするならば、1万キロ以内にクランクAssy交換というライフサイクルで運用するしかないですね。余裕を見るなら5,000キロ以内?

ただ、小型登録して街乗りで使うのなら、小端部ストレスが増える高回転の使用頻度がグッと下がるでしょうから、問題なく運用できるかも知れません。ま、すべては前例がないので予測に過ぎませんけど、僕だったら街乗りならこの構成で使うと思います ♪


以上、PCXエンジンマニアな方の参考になれば幸いです。m(__)m



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