ビッグスロットルボディと同じく、こちらもしばらく使った上でご報告です ♪ ただ、ホイールの脱着等の基本作業は、出来る前提として今回は無しで (^^ゞ この製品に関連する、取り付け注意点をまとめさせて頂きます、すんません。m(__)m
● 実走インプレッション
まず、使用感としてはまったく違和感なく、歪みも無く、効きも十二分です。前回のS-1GPで15周程の連続走行も行ったのですが、最後まで効きが甘くなる感触は皆無。まあ、製品能力として全く問題無しですね ♪♪
熱ダレ耐性に関しては、果たしてこのスリットが影響大きいのかどうか、さすがにこれを定量的に判断する事は出来ませんが、少なくとも、スリットが無いよりは有った方が、効果があるのは間違いないでしょうね。
連続走行で安定していたのは、もしかしたらこのスリットのおかげかも知れません。
見た目も制動能力も、全く不満なしです。(^-^)
あ、それから、
このディスクはキッチリ260mmです。255mmディスクだとブレーキパッドの外側がはみ出ていたタイプのキャリパーサポートでも、ちゃんと使えますです、はい。
でも、せっかくなので~、MADMAXのキャリパーサポートホルダも使っちゃいません?(^^ゞ
● キャリパーサポートホルダの取り付けについて
MADMAXでは『キャリパーサポート』と呼んでいますが、MADMAXやKN企画が発売しているこのタイプの製品って、純正のキャリパーサポートを使うための延長ホルダなんですよね。なので、僕的には呼び分けるために、
勝手に『キャリパーサポートホルダ』と呼ばせて頂きます。(^_^;)
このタイプの良いところは、ピンスライド式のキャリパー機構部分は純正のサポートプレートを使うため、
キャリパー機構の精度は純正状態を保てる、というところなんです。強度があり、見た目に違和感が無いなら、このタイプの方がトラブル発生率は低い、はず、なのです。
で、このMADMAX製は安いけど、現実に悪く無いんです。お勧め出来ますよん ♪
ホルダはこんな感じです。ホルダ自体のデザインはカッコ良いのですけど、、、
申し訳ないですが、個人的には好きじゃないのです。キャリパー位置を下方に下げ過ぎで、カッコ悪い。
…まあ、見慣れたら気にならなくなってきたのですけど(笑)
ただ、
強度は思った以上です。材質等は不明ですが、ネジ穴の対締め付けトルクも反応が強く、特に不安は感じませんでした。十分、お勧めできる性能です。
さて、取り付けに関して
最初の注意点は、フォークとの結合部分です。純正のサポートを留めていたボルトで、このホルダを取り付けるのですが、僕からお伝えしたいのは2点です。
1.必ずネジロックを使う事
2.規定トルクに拘らず、ヌメった感触を感じるなら規定トルク以下で止めておくこと
締める相手がアルミである以上、規定トルクは変わってきます。ではどれくらい?と、聞かれても答えは解りません。ここはナメないように、でもしっかり、経験則で締めるしかないのです。材質がしっかりしていれば、サービスマニュアル上の規定トルク(30N・m)でも効きますが、、、
まずはネジロック併用で、20N~25N・mくらいで、一度締めてみましょう。ヌメった感触があったら、これ以上は締め込まない方が良いです。これは、他の社外サポート等でも同様です。
この時点で、問題なくガッチリ感を感じるなら、30N・mで再度締めれば良し、です。
さて、次はキャリパーサポートの取り付けです。このタイプのホルダの場合、純正のサポートを取り付けるために追加でボルトが必要です。いずれMADMAXでも発売される予定ですが、現状、自己責任で準備する場合、
ボルト部分の実寸として22mm~23mmのモノが2本必要です。
長くても短くてもダメ。ご準備の際には十分ご注意下さい。
今回、僕が準備したのは写真の通りです。市販サイズだと22mm等は少ないので、一般的な25mm長(ボルト径8mm)と、スプリングワッシャー(2mm厚)、平ワッシャー(1mm厚)、です。
これで、実寸22mm。
ここは普通に規定トルクの30N・mで締め付けます。
さて装着すると、、、
はい、22mm長だとご覧の通り、
裏側がツラ位置ビッタリです。23mm長だと少し飛び出ますが、ネジ山が全部掛かるので、取り付け強度は23mm長の方が良いでしょうね。でも、純正もこの程度の収まりなので、22mm長で十分です。
逆に、これ以上短いと掛かりが少なくなるので危険です。20mm長でとりあえず装着、、、なんて事は絶対にしないように、気をつけて下さいませ。m(__)m
最後に、
ブレーキホースに関する注意点です。このホルダと使うと、キャリパー位置が下方に下がってしまうため、ホースの取り回しが厳しくなります。なので、
まずはフォーク部分と、ステム部分、両方ともホースクランプを外しちゃってください。
その上で、左右へハンドルを動かし、ホースに負担が掛からない留め方を現物合わせで考えるしかないです。
改めてトップの写真。ホースクランプより5cmくらい下方が汚れているのが解りますかね?そこが、以前のキャリパーサポートでクランプに掛かっていた場所です。これだけ違うんですね。
で、僕はステム部分のクランプは外したままです。そして、ハンドルを左右に動かしてもホースが引っかからない、程良いゆとりがあるクランプ、、、なんて無いので(笑)、タイラップを組合せてクランプ代わりにしています。
このホースの取り回しについては、例えばローダウン等をしているなら、ホースに余裕があるので、ほぼ問題なく取り付け出来ると思います。ノーマル車高から、僕のような車高上げ方向だと、なんらかの工夫が必要でしょうね。。。僕の取り付けは一例です。ご参考までに。m(__)m
● 【参考】NCYフロントフォークに取り付ける場合
残念ながら、NCYのフロントフォークにはポン付け出来ません。ちょっとだけ加工が必要です。
写真の矢印部分、純正フォークと形状が違うため、ホルダが干渉して収まりません。なので、矢印部分のホルダの角を、
少し落とす様に削る必要があります。良く言えば、ビッタリ取り付け出来るので、強度が高いという…w
とまあ、冗談(意外とマジですが)はさておき、僕と同じ組み合わせになる方は、ご注意下さいませ。m(__)m
MADMAX Racingの製品は、『Racing』と呼ぶだけあって、製品の能力に拘ってリリースされています。見た目もさることながら、製品能力としての良さを、機会があったらお試し下さいね ♪
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