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2022年10月28日金曜日

無限精機(MUGEN)MTC2セッティングシート Ver.2022-09(全日本仕様)



2022年EPツーリングカーJMRCA全日本選手権スポーツクラス、これに出場した時のセッティング情報です。 Facebookでは、全日本直後に共有させて頂きましたが、ブログにも記録として残しておきますね。

詳細は拡大画像を更に拡大すれば読み取れますので、そちらでご確認を ♪

以下、いくつかトピックスをまとめておきます。


【セッティングの方向性について】

アンダー傾向では苦しいレースになるので、今回はフロントのお仕事レベル強めを狙って構成しました。多少フロントタイヤがヘコたれていても、ボチボチ反応してくれるように。

スプリングも、そんな狙いで使い比べた結果、今回は前後ともリニアスプリングです。

ただし、フロントタイヤが絶好調だと、操舵時にガッと刺さり感が強くてシビアになる傾向でしたが、そこは人間が頑張れば良し!って事で(^_^;)

じつは決勝Aメイン第1ラウンドがまさにそれで、あちこちでドリフト、一度大きくハーフスピンもやらかしました。人間頑張り切れませんでした(笑)



【TRIONパワーソース関連】

今回のスポーツクラス全日本では、トリオンV2-ER-B(2022)21.5Tを使用した訳ですが、どうにもならない世界情勢の影響もあってギリギリの準備となってしまいました。

準備不足は否めませんでしたが、僕はずっとトリオンモーターでレースをしているので、今回もトリオンモーターで走りましたよ。

パワーソースデータ、改めてまとめておきます。


・進角42度、消費電流2.3A、KV3,000前後

・ギア比7.2:1、バッテリーS-LCG5800

・ブースト50、ターボ35 (HW XR10PRO)


ギア比をロングに振るより、超ショートでブン回す使い方の方がこのモーター&ローターには合っていました。

電圧が高い走り出しのスピードは他社製に少し劣りますが、5分間安定したペースで走れる所が強みかな?という印象です。



【ボディ搭載に関して】

ボディは今回もウルヴァリン固定で。速い遅いというより、ただのこだわりですw

とはいえ、勝負にならないならさすがに変更しましたが、十分に競争力を感じられたので、ちゃんと自信を持って使っていましたよ♪

フロントタイヤアクスル軸起点で6mm前出し。また、リアウィングの上端を薄くして、かなり前傾させて使いました。

リアのカットラインはグラステープでフォローしました。超簡単、経済的 (*´ω`*)



【RUSH:1mmショートFサスアーム】


RUSHから販売されている1mmショートのフロントサスアームです。タイトターンが多いコースでは武器になる印象が強く、今回使用しました。

ただ、ちょっと多角形的な動きになりやすく、僕はフロントハブを0.5mm厚くして、スクラブ半径を広げたらコーナリングに多少丸みが出て好みの動きになりました。

更に、プロポ側でエキスポをマイナス10%にして、なるべく動き出し時に刺さる動きを出さないよう対処していました。ご参考までに♪

ノーマルアームの場合は、ダンパーステーのシムをプラス1.0mm、ホイールハブ4.0mmで。



【RUSH:ハードカーボンメインシャーシ】


こちらもRUSH製のシャーシ。純正シャーシよりも反応がシャープです。良く言えばヤル気のある反応、悪く言えばちょっと神経質。袖ヶ浦RCスタジアムの左周りは、とにかくキビキビと小さく回り込む動きが欲しいレイアウトなので、こちらを選びました。

シャーシも、サスアームも、純正の方が確実にスムーズな動きですので、これはホント好みで選択ですね。

アルミシャーシは、路面やタイヤのグリップが微妙な時にメカニカルグリップ不足を感じたので不採用。

実は、全日本前に行われたスピードキングツアーにアルミシャーシで参加して、ガチ検証してたんですよ。勝負にならなかったっす(笑)



【Vi-FA:リアボディマウント】


リアボディマウントは、Vi-FAのマウントを50mmの高さで使いました。ボディ穴開け不要、確実な搭載、安定したボディパフォーマンスの発揮、色々理由ありますが、『追加で金かかる』とおう事以外はメリットしかありません!(笑)

Vi-FAさんは、公式オンラインショップで直販対応していますので、興味ある方はぜひ。以下にリンク貼っておきますね。

https://vi-fa.net/



こんなところです。

その他、なにか聞いてみたい事があれば、遠慮なくお声がけ下さい。このブロクでも、直接お会いした時でも。他のSNSでも何でも遠慮なく♪


おしまい。(*´з`)


2022年10月25日火曜日

2022年度EPツーリングカーJMRCA全日本選手権スポーツクラス:結果報告


準優勝!!!(゚∀゚)


すでに約2ヶ月経過しているし、先週末にはスーパーエキスパート&オープンの全日本も終了していますが、とりあえずまとめを(^_^;)

2022年度のJMRCA全日本選手権チャレンジ、今年はEPツーリングカーのスポーツクラスを主軸に取り組みました。2022年9月3~4日の2日間、RCスタジアム袖ヶ浦で行われた本戦に参加してきました。

2019年に区切りをつけるはずだったスポーツクラス、余計なチャレンジ(マグネシウムシャーシ投入w)して大失敗Bメインで終わったスポーツクラス、、、、、
2020年&2021年はコロナ禍で実施できず、やっとリベンジの機会が訪れました。


僕の現在のRCスポーツ活動は自称第3期(2018年から再開)でして、第1期は小中学生、第2期は20代後半、この第2期の1998年にもEPツーリングカーのスポーツクラスで悔しい思い出があったんですよ。
当時は、各地区で1次予選、2次予選、と狭き門を通過し、本戦には全国から200名近い選手が参加するような状況。そんな中で予選初日は総合6番手に位置していたものの、翌日の最終予選でノーコン祭り。皆がタイムアップして予選総合21番手Cメイン。。。

また、当時は『上位30名は以後3年間スポーツクラス出場不可』なんて制限もあって、第2期は非常に不完全燃焼な全日本だったんです。

こんな感じで、JMRCAのレースは本当に相性が悪かったんですよ、今まで。


そんな背景があるので、今年こそは最低でもAメインに残る!可能な限り優勝を目指す!!という気持ちを強く持って取り組んだ全日本でした。とはいえ、地元爆速中学生の石川まひろ選手(まーちゃん)が超強敵で、優勝は難しいかなあ、、、という中でのレース。


結果は、嬉しくもあり悔しくもあり、でもまあやっぱり嬉しい準優勝でした。優勝したまーちゃんは、ぶっちぎりで優勝だろうという事前予想のプレッシャーも大きかったでしょうけど、しっかり勝ち切ったのが素晴らしかったです。心からおめでとうです!

僕は、皆さんから『圧倒的2位w』と予想を頂けて光栄だった反面、『優勝は無理』と言われているのと同じでもあり、なんとか覆してやりたいと燃えてもいた訳です(笑)

そんな僕の全日本。結果に関係しない練習走行含め、全走行を全集中で臨みました!!


【1日目】

・練習走行: 1位
・コントロールプラクティス: 1位
・予選1回目: 2位(まーちゃん1位)
・予選2回目: 2位(まーちゃん1位)
・予選3回目: 2位(まーちゃん1位)


【2日目】

・練習走行: 1位
・予選4回目: 1位(まーちゃん2位)
・決勝1回目: 2位(まーちゃん1位)
・決勝2回目: 2位(まーちゃん1位)
・決勝3回目: 1位(まーちゃん未出走)


・・・・・いかがでしょ?(ΦωΦ)

全走行2位以上、出走10回のうち半分は1位、結構頑張りました!!!自分で自分を褒めてあげたいくらい頑張りました。自分に出来る精一杯を大きなミスなく2日間出し切れたので、悔しさより達成感が上回り、清々しく嬉しく感じた次第です ♪(*´ω`*)

まあ、結果に直結する7回(予選4回&決勝3回)の出走はほとんど2位ですので、完敗ではあるんですけどねw

唯一のハイライトは、予選4回目をトップゴール出来た事です!まーちゃんと僅差ではありましたが、唯一にして最高のトップゴールでした♪

決勝3回目は、もう優勝確定のまーちゃんが未出走だったので横に置いときますw

正式リザルトは以下で確認できます。
https://www.myrcm.ch/myrcm/report/en/65772/294404



● スペシャルサンクス諸々


今年からモーター規定が変わり、各メーカーともコロナ禍の影響に左右されていましたが、その中でも、僕が使い続けているTRIONブランドが特に大きな影響を受けてしまいました。そんな劣勢の中でも使用した参加者と、サポートしてくれたメンバーでの記念写真です♪

特に、苗村君(ナムー)にはレース助手を2日間みっちり行ってもらい大変助かりました。そのおかげで、とても落ち着いてレースできたのが大きなプラス要因でしたね。

その恩返しって程でもないですが、今年のオープンクラス全日本選手権はキャンセルして、そこに出場するナムーの助手に専念した訳です。そのナムーの結果は、、、まあ、それは本人がどこかで報告するでしょう(笑)


参加人数が昔に比べると減少して寂しいとはいえ、年イチ決戦となるJMRCA全日本選手権は、なんだかんだRCスポーツをする中では大きなステータスである事に違いはありません。来年はオープンクラスにチャレンジする予定ですので、そこに向かってまた日々鍛錬ですね!楽しく真剣に! (*´з`)♪


セットアップ情報などは、また後日アップします。m(_ _)m


2022年7月15日金曜日

2022 AXONナショナルカップ(ラジ天 名古屋)参戦レポート&セッティングシート


2022年7月10日(日)、ラジコン天国名古屋店さんで行われたAXONナショナルカップに、てつおさんを巻き込んで行ってきました!

ここは3年前、スピードキングツアーで走った事がありますが、その時は路面の難しさに負けて車体セットもボディもダルダルに。速さよりも楽な操作の方に逃げて走らせた苦い思い出の地(笑)

今回は、速さと操作性を可能な限り高くバランスさせよう!と心に決めて行きました。

…なのですが、、、(^_^;)



● 予選結果: 20位/22名
前日練習で、ボチボチのバランスで走れたと思ったのですが、、、レース用タイヤを準備してレース前に慣らし走行したら激変。鬼のようにフロントが喰い付いてリアが振り回されっぱなしに( ̄▽ ̄;)
慣らし後は落ち着くと信じて予選を走りましたが、結局大きな変化なく、非常に難しい操作で耐えの走行でした。

程々にまとまればラップタイム自体は決して悪くなかったのですが、いかんせん綱渡りのような操作ですから、それが続けられる訳がありませんw

結局、予選3ラウンドすべて飛んだり跳ねたりしてクソボロな予選結果でした。まあしょうがないんですけど、なかなかの悲しみ(;A;)



● 決勝結果: Cメイン優勝
今回22名でしたので、ABCメイン分け(10名-6名-6名)での決勝に。僕は下から3番目ですからね、Cメイン4番グリッドです。
ちなみに、てつおさんC2グリッド。。。負けた!(;A;)笑

決勝はBCメインともに2ラウンド行われ、ベストリザルトで最終結果となるスタイルでした。さてその決勝。
とある対処(後述します)を行った結果、予選とは別物のニュートラルな操作性になり、2ラウンドともぶっちぎりトップゴールでした。ぱちぱち (゚∀゚)



●決勝に向けた対処:サーボ設定
ほぼ屋外アスファルトしか走らない自分、サーボを結構バキバキに設定していたのを失念して、ずっとそのまま走っていました。
決勝前に、『そう言えばサーボは?』と喫煙所で話を振られ、現状を伝えたらこっぴどく叱られました ( ̄▽ ̄;)

『そんな設定のままならあの動きは当然だ、今すぐ設定落とせバカ!』だの、『BEC7.0Vだと?頭おかしいのか?6.0Vに今すぐ落とせ!』だの、優しいお友達が多くて僕は幸せですよ(笑)

でも、このサーボへの対処だけで、屋外アスファルトでは経験した事無いほどの操作性の変化があり、結果としてこれが1番の要因でした(^_^;)

RCスポーツ難しいですね。だから楽しい!♥



● セッティングシート
現地で無限MTC2が皆無、レースでは僕1台のみ、という状況でしたが、クルマの動き自体は悪くなく、見ていた友人からも『旋回速いし転がり良いし、クルマは良いね♪』と評価も頂けました。

ハイグリップ屋内コースにはある程度共通すると思うので、今回のセッティングを残しておきます。多少なり参考になれば幸いです。

詳細は拡大してご確認くださいませ♪

たぶん、きっと、ちゃんと走らせられる人がやれば、上位争いできたと思えるくらい、最終的には良い動きをしていましたよ。たぶん。きっとw
傾向と対策的には、つくばRCパーク(ハイグリップカーペット)も近しい可能性があるので、ちょっと検証しに行ってみようと思ってます。


次がいつになるかはまだ未定ですが、少し光が見えたので、次に行く時はもうちょっと上位でレースできるように頑張ります!!!

とりあえず今回は、こんなところで♪ (*´з`)

2022年4月29日金曜日

無限精機(MUGEN)MTC2セッティングシート Ver.2022-04

今は7075.itのアルミシャーシ仕様です

2022年も、気付いたらもうすでに4月ですか。歳を取ると時間があっという間に過ぎていきますね、今年まだ一度もブログ更新していませんでした。(^^;

2022年4月現在のMTC2セッティングシートをアップしておきます。半分は自分の備忘録として、半分はどなたかの参考になれば、という事で♪
詳細は拡大表示でご確認ください。補足諸々は後述しますね。

【参考記録】

● ZEN-RCサーキット、2022年4月17日
ベスト11.615秒、25周5分0秒(JMRCA2021-17.5Tブースト)
RUSH32Xでのレース。ヨコモのナムー選手に次ぐ予選2位。決勝は自爆w。ナムーには敵いませんでしたが、他の皆さんと比較した場合、走行後半のタイム落ち幅が少なく、そこでアドバンテージを得た感じでした。

● RCスタジアム袖ヶ浦、2022年4月23日
ベスト16.882秒、18周5分13秒(JMRCA2022-21.5Tブースト)
昨年モノの中古RUSH40Sでエンジョイ走行。詳細は後述しますが、スプリングを前後ともワンランク硬くして走りました。他の同クラス走行車両と比較して、自分で言うのも何なのですがとっても良く走ってましたw


【今回のポイント】

最近MTC2も増えてきて良い事なのですが、天邪鬼な自分はオリジナリティを出したくなってしまうので、アルミシャーシをまた最近は使っています。とはいえ、7075.itのアルミシャーシは、屋外アスファルトで使ってもカーボンとあまりフィーリングに変化は無く、個人的にとっても好きなシャーシです。

一発のベストラップ狙いは僅かにカーボンに敵わない感がありますが、でもほとんど差は無く、安定して安心感のある操作性が5分間アベレージの底上げに貢献している印象です。

ジオメトリは昨年終盤から大きく変化していませんが、シャーシ側のサスアーム取り付けは全体で少し下げました。理由は前後左右に動かしやすいクルマにするため。
また、フロントナックル下を0.5mmから1.0mmに増やして、フロントの喰い感が上がりました。これは初期反応がちょっと物足りないX系タイヤである事と、アルミシャーシだから、って事もあるかな?

前後のグリップバランス微調整は、アッパアーム内側のシム増減で行っています。


【ダンパーについて】

AXONダンパーを導入し、また、以前より更に動きの出やすいセッティング傾向になっています。前後左右の荷重移動で、適切にタイヤ面圧を掛けられるように。
ノーマルダンパーの場合、僕はフロントにバイパスタイプを使った方が戦闘力を出しやすかったです。ノーマルダンパーの場合は、オイルAXON25.0か27.5で。


【コースによるセッティング調整】

屋内アスファルトやカーペットの場合はちょっと未知数ですが、屋外アスファルトに関しては、2か所の調整でほとんど僕は対応できています。まず、多用する速度域で自然に動いてくれることを第一優先としてスプリング変更。

例えばこれは、ZENのセットのままだと、袖スタのストレートエンドでちょっとグダっている感が強い、右セクションの駆け上がり等で少し動き過ぎて若干神経質、でも別に前後のバランスは違和感なし、こんな感じだったので全体をワンランク硬くしたら総体的に良くなりました。

それと、リアナックル側のスペーサー量によるトー変化調整で、各コーナー旋回の最大公約数を出せるよう微調整しています。これは同じコースでも、使うタイヤや路面状況で調整する時もあります。
今は、1.5mmがストライクゾーン広い感じで好みです♪


【カーボンシャーシだったら】

・ウェイトH2412とA2705を追加、バッテリーポジションを後ろへ
・アッパーアームのリブ無し⇒リブ有りへ
・バルクのブレース有り無しでフィーリング調整

こんな程度です。たぶん。きっとw


【モーター重量によるバランス調整】

僕の場合は、受信機下にウェイトを追加する事を基本として、ウェイトバランスの調整を行っています。JMRCA2022(ROAR規定)のモーターは軽いので、受信機下に20gのウェイトプレートを。あとはバランサーに載せて微調整しています。


以上、MTC2セッティングの参考になれば幸いです ♪



おしまい。