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2011年9月4日日曜日

PCXにセンタースプリングスライダー装着♪(手順付き)

みんカラ友達のアンパンマンさんとのやり取りから、思いつきで発動したプロジェクト(笑)が、とりあえず完了しました ♪ そのプロジェクトとは、、、

『PCXにセンタースプリングスライドシステムをインストールしちゃおう計画』(ながっw)

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【 参考までに 】
これってなんなん?という方のために、手短かにご説明します。ドリブン側のトルクカムは、走行中にねじれながら動いています。センタースプリングは、そこに凄いテンションで挟まれています。なんとなく想像付くかと思いますが、挟まれているスプリング自体がねじれてしまう事で、トルクカム本来の動きを、僅かですが阻害してしまうんですね。

そこで、スラストベアリング(後の写真でご確認下さい)を使って、スプリングの座面を滑らせる事で、ねじれによる阻害を無くそうというのが、この仕組みの狙いです。これにより、劇的に速くなる訳ではないですが、トルクカムの動きが安定するので、駆動系セッティングの安定度が増します
また、純正では急激にトルクカムが動く(急加速など)時、スプリングのねじれ方によって、機敏だったり鈍重だったりしてしまうのですが、そうした反応も安定します。

純正はそもそも滑らない訳ですから、ほぼ確実に無いよりは有った方が良いものです。
僕ちゃんのDIO-ZXにも、当然インストールしていますよ。

じゃあ何で市販車に組み込まないのか?あの場所はグリス充填出来ないし、充填できるような構造にするとたぶんコストが掛かり過ぎるんでしょうね。ノーメンテではすぐにスラストベアリングが渋くなっちゃいますし。面倒ですね~、しかも効果は僅か(爆)

という訳で、やってみたい方、定期的なメンテナンスは必須だと思って下さい。(^_^;)
はい、説明が全然『手短か』ではなくなっちゃった。ww
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さて、それでは!いずれ発売されるかも知れないのに、待ちきれないあなた(笑)のために、今回は詳しくご報告しますね。

まず部品の準備です。『トルクカム径が一緒だから、アドレス用でいいや~』と、勢いで買って失敗しました(笑)。スプリング受け部の形状が違いました(スプリング外径も違います)。
色々と見比べると、DIO用のセンタースプリングが、PCXと同じ外径です。多分、他社製品でも、スプリング外径が同じなら流用可能だと思いますよ。
という訳で、今回はカメファクのDIO用を流用しました。
今回の作業は、トルクカムカバーを加工しなくてはいけないので、残念ながら『お手軽』とは言えません。写真の様なグラインダーが無いと、ちょっと厳しいですね。
やってみたい方は、友人知人で所有している人のところに押しかけましょう(笑)。ただし、使い方を誤ると大怪我します。十分注意するか、作業要項を伝えて、やってもらうのが無難ですね。
スラストベアリングとは、ボールを間に挟んで滑らせる仕組みですので、ボールの頭が隠れていては意味なし!
と言うことで、写真左側がPCX純正のトルクカムカバー(加工途中)なのですが、こちらのスプリング受け部の壁を削って低くします。撮影用にボールを転がしておきました。クリック拡大すれば、ちょこっと頭が見えているのが、解りますかね?
右側は、参考までにカメファクDIO用です。
今回準備した、カメファクのDIO用を使う場合。
壁面の高さ ・・・ 3.7mm(参考)

これ、ベアリングボールの汚れを防ぐために、限りなく高くしたいのですが、高すぎると動かない。ギリギリなら3.8mmでも大丈夫かも知れません。とりあえず、3.7mmなら間違いなく大丈夫です。
次に、加工したトルクカムカバーのバリは綺麗にペーパー掛けします。400番くらいで十分かな。また、元々スプリングが乗る場所にボールが乗るので、可能な限り面を綺麗にします。僕は800番、1,000番、1,200番、、、この辺で面倒になり、やめました(爆)
参考までに、抵抗軽減のため写真の様な潤滑剤も使っています。一般的にはドライパウダー系なんて言われるモノで、表面さらさら、乾けば吹っ飛ばない、耐熱もOK、ってヤツです。
上下の写真も参考にして頂ければ、スラストベアリングとは、こんな感じなのかと解って頂けるかと思います。PCXの純正トルクカムカバーには、当然ながらボールガイドの溝なんて存在しないので、カメファクDIO用のキットに含まれる、ボールホルダーのリングを使って、ボールをセットします。
そして、右側のリングを載せて~♪
こんな感じで完成~ ♪ (^-^) ♪

今は無負荷でリングが載っているので、隙間が若干大きく見えますが、スプリングの圧力で押し付けると、僅かに狭まります。(トップの写真をご参照下さい)。
ちょっと角度が違いますが、改めて純正と見比べてみましょ。スプリング壁面としては2mm程度、スプリング座面としては3mm程度のせり上がりです。トルクカム稼動領域に対して、まったく問題ありません。
純正のセンタースプリングが線間密着(めいっぱい縮まる状態)するまで、まだまだ余裕があります。走行特性も、最大変速も、当然テストしましたが、僕の感じる限り悪影響はありませんでした。
安心、安心 ♪

ふい~、久しぶりにブログまとめるのに疲れました(笑)。

さて、肝心のインプレッションですが、当然のように加減速に対する回転数の安定度が増して、ルンルンです。再加速時のレスポンス、回転の上がり方も、再現性があって安定~♪

セッティング馬鹿にとっては、再現性が高いというのは最高なんです。はい。(^_^;)

繰り返しますが、どこかが商品として売り出すのが待ちきれない人(笑)は、ぜひチャレンジしてみて下さいませ。ではでは!m(__)m


※ みんカラで頂いているコメントへのリンク ※

4 件のコメント:

  1. アドバンスプロからホンダ PCX高剛性 ベアリングスライダー 1980円ででてますよ

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  2. > 匿名さん
    情報ありがとうございます。すでに知っていますよ。(^_^;)

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  3. ダメファクもだしてますね、3000円と高価ですが・・・。

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  4. > 匿名さん
    情報ありがとうございます。m(__)m

    アドプロさんからも、カメファクさんからも、発売されるのは知っていてブログ書いてます。ただの自己満足ですから。

    ご丁寧にどうもです。

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