上が初期型エンジンのロッカーアーム、下がeSPエンジンのロッカーアーム
2010年にPCXが登場して2年が過ぎ、外見こそほぼ一緒ですがエンジンをリニューアル(以下、eSPエンジンと呼びますね)した新型も2012年に登場しました。残念ながらエンジンハンガーの位置が全然違うので、単純なエンジン載せ換えは出来ませんが、eSPエンジンの良いところは、可能な限り流用したいなあ、、、と、、、、、はい、思い立ったら行動あるのみですwww
という訳で、今回は 『ロッカーアーム』 流用のお話です。m(__)m
(ロッカーアームとは ・・・ カムシャフトとバルブを繋ぐ『腕』のようなものです)
ご存知の方も多いかと思いますが、eSPエンジンはロッカーアームの軸受け部にニードルベアリングが入っています。当然ながらフリクション低減の効果が期待できるので、これは是非、流用したいものですね。
【 形状考察 】
ローラー(左側)もタペット(右側)も、軸受けからのピッチはほぼ同等でした。相対角が僅かに違いましたが、タペットで調整できるレベルでした。
ベアリングの影響でローラーが小さくなっているのがちょっと残念ですが、まあ大丈夫でしょう。あと、全体的に肉厚になっています。タペット側の強度も高そうですが、重いというデメリットも感じます。低フリクションと重量化、差し引きプラスな事を期待 ♪
【 インストール検証 】
残念ながら、ポン付けは無理でした。写真のような状態で、SP武川のカムシャフトだと、肉厚になった軸受け付近にカム山が僅かに接触してしまいました。あ、これはインレット側の話ね。
エキゾースト側はギリギリでしたが、ほぼゼロタッチ状態です。
この、当たる部分を少し削ってやらないと、流用は厳しいです。はい、ほんじゃ削ってみましょうか♪
【 実際の小加工 】
奥側の初期型ロッカーアームを見て解るかと思いますが、eSPのロッカーアームも、帯のようになっている部分が盛り上がっていて、そこが接触してしまいます。
なので、接触する部分のみ、帯状の盛り上がりを削ってフラットにしました。これで、ギリギリですがクリアランスは確保できます。
純正カムシャフト利用なら、もしかすると無加工でイケるかもです。検証し忘れました。(^^ゞ
【 ヘッドAssyとしての動作確認 】
上記の小加工によって、物理的にはどこにも接触せず、ちゃんとスルスル動くロッカーアームとして組み込み出来ました。少し心配だったタペット位置も問題なく、バルブ稼動量とバルブ開閉タイミングも初期型ロッカーアームと同様でした。
ちなみに、ロッカーアームシャフトは交換不要で、初期型がそのまま使えましたよ ♪
さて、いったいどういう結果になるのでしょうね。たぶん、体感できない自信があります(爆)
まあでも、軸の回転部分のフリクションが下がって悪い事は無いだろうし、本体重量が僅かに増加してても、少なくともローラー側の振り子の先端となるローラー自体は、小さくなって軽量になっている訳だし、トータルで悪い方向に行く事は無いと思います。
エンジンに組み込んでの稼動テストはこれからなので、『その2』 でお伝えしますです。m(__)m
【 おまけ : 今後の流用テスト予定 】
・ 170シリンダーにPCX150ヘッド
・ PCX150の吸気関連流用
・ ファイナルギアのハイギア化
・ その他、思いつきでwww
あ~、考えるだけでもすごい楽しい ♪
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