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2012年7月3日火曜日

『 MADMAX Racing 260mmブレーキディスク 』 インプレ&取り付け指南書


ビッグスロットルボディと同じく、こちらもしばらく使った上でご報告です ♪ ただ、ホイールの脱着等の基本作業は、出来る前提として今回は無しで (^^ゞ この製品に関連する、取り付け注意点をまとめさせて頂きます、すんません。m(__)m


● 実走インプレッション
まず、使用感としてはまったく違和感なく、歪みも無く、効きも十二分です。前回のS-1GPで15周程の連続走行も行ったのですが、最後まで効きが甘くなる感触は皆無。まあ、製品能力として全く問題無しですね ♪♪

熱ダレ耐性に関しては、果たしてこのスリットが影響大きいのかどうか、さすがにこれを定量的に判断する事は出来ませんが、少なくとも、スリットが無いよりは有った方が、効果があるのは間違いないでしょうね。
連続走行で安定していたのは、もしかしたらこのスリットのおかげかも知れません。

見た目も制動能力も、全く不満なしです。(^-^)

あ、それから、このディスクはキッチリ260mmです。255mmディスクだとブレーキパッドの外側がはみ出ていたタイプのキャリパーサポートでも、ちゃんと使えますです、はい。

でも、せっかくなので~、MADMAXのキャリパーサポートホルダも使っちゃいません?(^^ゞ



● キャリパーサポートホルダの取り付けについて
MADMAXでは『キャリパーサポート』と呼んでいますが、MADMAXやKN企画が発売しているこのタイプの製品って、純正のキャリパーサポートを使うための延長ホルダなんですよね。なので、僕的には呼び分けるために、勝手に『キャリパーサポートホルダ』と呼ばせて頂きます。(^_^;)

このタイプの良いところは、ピンスライド式のキャリパー機構部分は純正のサポートプレートを使うため、キャリパー機構の精度は純正状態を保てる、というところなんです。強度があり、見た目に違和感が無いなら、このタイプの方がトラブル発生率は低い、はず、なのです。

で、このMADMAX製は安いけど、現実に悪く無いんです。お勧め出来ますよん ♪


ホルダはこんな感じです。ホルダ自体のデザインはカッコ良いのですけど、、、申し訳ないですが、個人的には好きじゃないのです。キャリパー位置を下方に下げ過ぎで、カッコ悪い
…まあ、見慣れたら気にならなくなってきたのですけど(笑)

ただ、強度は思った以上です。材質等は不明ですが、ネジ穴の対締め付けトルクも反応が強く、特に不安は感じませんでした。十分、お勧めできる性能です。

さて、取り付けに関して最初の注意点は、フォークとの結合部分です。純正のサポートを留めていたボルトで、このホルダを取り付けるのですが、僕からお伝えしたいのは2点です。

1.必ずネジロックを使う事
2.規定トルクに拘らず、ヌメった感触を感じるなら規定トルク以下で止めておくこと

締める相手がアルミである以上、規定トルクは変わってきます。ではどれくらい?と、聞かれても答えは解りません。ここはナメないように、でもしっかり、経験則で締めるしかないのです。材質がしっかりしていれば、サービスマニュアル上の規定トルク(30N・m)でも効きますが、、、

まずはネジロック併用で、20N~25N・mくらいで、一度締めてみましょう。ヌメった感触があったら、これ以上は締め込まない方が良いです。これは、他の社外サポート等でも同様です。
この時点で、問題なくガッチリ感を感じるなら、30N・mで再度締めれば良し、です。


さて、次はキャリパーサポートの取り付けです。このタイプのホルダの場合、純正のサポートを取り付けるために追加でボルトが必要です。いずれMADMAXでも発売される予定ですが、現状、自己責任で準備する場合、ボルト部分の実寸として22mm~23mmのモノが2本必要です。

長くても短くてもダメ。ご準備の際には十分ご注意下さい。

今回、僕が準備したのは写真の通りです。市販サイズだと22mm等は少ないので、一般的な25mm長(ボルト径8mm)と、スプリングワッシャー(2mm厚)、平ワッシャー(1mm厚)、です。

これで、実寸22mm。

ここは普通に規定トルクの30N・mで締め付けます。
さて装着すると、、、

はい、22mm長だとご覧の通り、裏側がツラ位置ビッタリです。23mm長だと少し飛び出ますが、ネジ山が全部掛かるので、取り付け強度は23mm長の方が良いでしょうね。でも、純正もこの程度の収まりなので、22mm長で十分です。

逆に、これ以上短いと掛かりが少なくなるので危険です。20mm長でとりあえず装着、、、なんて事は絶対にしないように、気をつけて下さいませ。m(__)m


最後に、ブレーキホースに関する注意点です。このホルダと使うと、キャリパー位置が下方に下がってしまうため、ホースの取り回しが厳しくなります。なので、まずはフォーク部分と、ステム部分、両方ともホースクランプを外しちゃってください。
その上で、左右へハンドルを動かし、ホースに負担が掛からない留め方を現物合わせで考えるしかないです。

改めてトップの写真。ホースクランプより5cmくらい下方が汚れているのが解りますかね?そこが、以前のキャリパーサポートでクランプに掛かっていた場所です。これだけ違うんですね。

で、僕はステム部分のクランプは外したままです。そして、ハンドルを左右に動かしてもホースが引っかからない、程良いゆとりがあるクランプ、、、なんて無いので(笑)、タイラップを組合せてクランプ代わりにしています。

このホースの取り回しについては、例えばローダウン等をしているなら、ホースに余裕があるので、ほぼ問題なく取り付け出来ると思います。ノーマル車高から、僕のような車高上げ方向だと、なんらかの工夫が必要でしょうね。。。僕の取り付けは一例です。ご参考までに。m(__)m



● 【参考】NCYフロントフォークに取り付ける場合
残念ながら、NCYのフロントフォークにはポン付け出来ません。ちょっとだけ加工が必要です。

写真の矢印部分、純正フォークと形状が違うため、ホルダが干渉して収まりません。なので、矢印部分のホルダの角を、少し落とす様に削る必要があります。良く言えば、ビッタリ取り付け出来るので、強度が高いという…w

とまあ、冗談(意外とマジですが)はさておき、僕と同じ組み合わせになる方は、ご注意下さいませ。m(__)m


MADMAX Racingの製品は、『Racing』と呼ぶだけあって、製品の能力に拘ってリリースされています。見た目もさることながら、製品能力としての良さを、機会があったらお試し下さいね ♪


※ みんカラで頂いているコメントへのリンク ※

4 件のコメント:

  1. いきなりの投稿失礼いたします。
    NCYのフォークにMADMAXのキャリパーサポートはどのように取り付けたのですか?
    NCYの付属にはM8ボルト20mmと55mmが付属してました。
    MADMAXのキャリパーサポートホルダのフォーク側の穴2つはM6サイズの穴でなおかつネジ山がありません。

    純正キャリパーサポートを取り付ける側はM8サイズの穴です。ですのでわかたく様のご指南通りで取り付けできそうです。

    問題のフォーク側を。。。
    ご指南お願いします。m(__)m

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    1. 匿名さん、はじめまして。m(__)m

      ご質問の件ですが、それはほぼ間違いなく検品漏れ(ネジ切り前の状態)ですね。MADMAXさんにその旨を連絡すれば、すぐに交換対応してくれると思います。外国生産だと、時々そういう事ありますです、僕がPCX購入当初に最初に買ったディスクサポートもネジ切っていませんでした。まあ、僕は自分でネジ切っちゃいましたけど (^^ゞ

      当然、気分は良くないでしょうが、安く提供するために外国生産を取り入れて営業努力されているMADMAXさんの姿勢も汲んで頂けると幸いです。通販で大量に処理している中で、検品漏れは稀に起こってしまう事象かと思いますので。。。って、僕が言ってもしょうがないですが。(^_^;)

      とにもかくにも、無理に装着せずに、MADMAXさんに連絡してみて下さい。m(__)m

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    2. MADMAXさんに連絡してみます。
      取り付けるのが少し遅くなっただけですので、本来の製品を送っていただければ問題ありません。

      ご丁寧な返信ありがとうございましたm(__)m

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    3. いえいえ、早く交換手続きがおわって、装着できると良いですね♪
      それでは失礼致します。 m(_ _)m

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