しばらく使ってみた上で、SP武川のカムシャフトに関するインプレをまとめますね。
一応、過去ログは以下の通りです。
● 『 SP武川スポーツカムシャフト(PCX用) : その1 』 製品確認&デコンプレス検証
見た目は美しかったんですけどねぇ・・・、結論から言います。
アフォな人以外にはお勧めしません。(^_^;)
製品諸元を測定できる訳でもないし、様々な計測機器類でデータ収集できる訳でもないので、あくまでも実施検証を繰り返した、個人の見解であることはご了承下さいな。
また、他の方の感想も参考にさせて頂きます。失礼を承知で名前を出すと、僕が知っている限りではありますが、このカムシャフトを使ってみた結果を知れたのは、柴犬さん、hanaさん、suzuukiiさん、そして僕。アーツさんからは、その後の状況を聞いていないので不明。(^_^;)
幸い、125ccから170ccまで揃っていますww
排気量もそうですが、吸排気から駆動系からタイヤ他、様々な違いがある中、全員に共通しているのが、少なくとも8,000rpmを越さないと話にならないというフィーリングです。その他、僕の検証やパワーチェックの結果からポイントをまとめておきます。(あくまで個人見解ね)
● 排気量や吸排気に関係なく、ピークパワーは9,000rpm以上
● 8,000rpm以下の中回転域は純正よりトルクが痩せているっぽい
● 上記裏付けとして、実圧縮が低い(hanaさん測定)
● デコンプカム差し込み部の精度が微妙(柴犬号で動作不良)
● 9,000rpm~10,000rpm以上は非常に気持ちよい
エンジン個体差とかではなく、カムシャフトが要因なのはほぼ間違いないでしょう。燃費や、日常的な扱い易さを考えるなら、装着するメリットはほぼ皆無ですね、残念ですけど。カムシャフトで全域を良くするのは不可能とはいえ、ちょっと低中回転を犠牲にし過ぎです。
マロッシのような、出足からトップエンド付近まで一貫して同じ回転数を使えるプーリーなら、ピンポイントで上手くハマるかも知れませんが、結構なピンポイントですよ、うん。
以上、オススメ出来ないという残念な結果ですが、それもまた人柱情報ですので。m(__)m
【 以下、アフォな人向け(笑) 】
はい、アフォな皆さん、お待たせしましたwww、そんなあなたにはオススメできますよ ♪ (^^)
参考までに僕の現状を書いておきます。まだ摸索中ですけどね。
・ 硬めの他車種バルブスプリングに交換
・ サブコンによりレブリミット11,000rpm
・ ちょっと特殊な燃調(恥ずかしいので詳しくは口頭かメールで・・・)テヘッ
・ 変速回転9,000rpm以上
・ 高回転ミートのクラッチセッティング
今のところこんな状態ですが、かなーり楽しいです。結果は次のS-1GPで検証です、はい。
まず、回転リミットを上げないと話になりません。純正バルブスプリングなら、9,800rpmくらいが限界かな?取り急ぎそれだけでもかなり楽しめますよ。まあ、なんにせよサブコンは必須です。
それから、中回転のトルクで引っ張ってくれないので、出足から高回転にぶち込まないとモッサリ発進です。僕は6,000rpmまでは完全フリー、全開発進では8,000rpm台で発進です(笑)
また、中回転は無視しているので、一気に高回転に吹け上がるよう、燃調も常識外れです。
バルブスプリングに関しては簡単に入手できるモノでもないし、ヘッドの加工も必要なので、あえてお勧めはしません。ただ、純正では10,000rpm付近でサージングっぽい症状が出てしまったので、今度は 『 純正スプリング+シム 』 を検証してみる予定です。
これは上手く機能すれば、オススメしやすいかな。(^-^)
本気で活用したい方、責任は持てません(笑)が、相談ならいくらでも乗りますよ ♪
9,300rpmリミットなのに、9,000rpm以上が美味しいってどういう事?武川さん。( ゚Д゚)ドルァ!!!!!
と、文句を言ってもしょうがないので、割り切って使えば楽しさ倍増です。その分、燃費は激悪になりますけど、アフォな人には関係ないですよね?(笑)
という訳で、僕は今後もこのカムシャフトを楽しんで使い続けま~す ♪
※ みんカラで頂いているコメントへのリンク ※
わかたくさんこんばんは~ヾ(@°▽°@)ノ
返信削除武川カムその後のブログを書いたのですが、説明の為こちらに直リンクしましたが良かったでしょうか?よろしくお願い致します(ペコリ)
どーもでーす♪リンクフリーですよ、全然問題なしです(´▽`)
返信削除武カムしか現状選択肢がない以上、アーツさんのアプローチは有益だと思います。僕みたいに極端なことしてるバカより、よっぽど為になります。(^_^;)
僕も『その3』書かないとなあ、、、ガムバリマス!(>_<)