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2012年7月14日土曜日

僕のPCXエンジンが遅かった理由(推測)


先日のバルブ組み違い発覚後、ドリームさんに行って過去作業履歴等をチェックして頂き、概ね状況がハッキリしました。結果として解った事を、一応まとめておきます。

まず、僕のPCXのエンジンなんですが、購入当初から調子がイマイチで、『 残念だけど外れエンジンだ~(T_T) 』と、常々不満を漏らしていました。ただ、保証対応できる事はしてもらうという事で、区切りが付くまで、自分ではエンジン内部は触っていませんでした。

そんななか、過去にドリームさんでエンジン関連の作業をして頂いたのは以下の通り。


● 2011年4月13日 ・・・ 腰上一式交換 (参考ブログ
エンジンオイルが異常に減るという事で、結果で言うと、バルブのステムシールがめくれ上がっていて、バルブとの隙間からオイル下がりが発生していたという状況でした。この時に、シリンダーからヘッドまで、全部新品に組み直したそうです。


● 2012年4月末日 ・・・ クランクシャフト交換参考ブログ
つい最近の話ですが、諸々の理由でクランクシャフトを交換してもらいました。この時には、ガスケット等の交換部品以外は、ヘッド関連の部品発注は掛かっていませんでした。当然、バルブもこの時には変更していない、との事。


つまり、約1年前の腰上一式交換の際に、他車種のバルブが組み込まれていた事になります。

となるとですよ、僕のPCXは、昨年の4月以降、ずーっとこの状態で走っていた訳です。結果論ですが壊れなくて本当に良かったです。まあ、ある意味、ホンダの内燃気部品は強度が高いという、強烈な人柱情報を発信できた事にはなりますがねw


上がPCX純正バルブ(約80mm)、下が僕の1号機エンジンのバルブ(約77mm)

拡大してみると解るかな。2号機に付いていた純正バルブの傘は、ちゃんと面で接点の当たりが付いていますが、問題のバルブは外周の線の接点でしか当たりが付いていません

また、全長が約3mm違うので、バルブスプリングに+3mmのプリロードが掛かっていた事に。


僕のエンジンが皆さんと比べて遅い、シャシダイ計測すると約1馬力低い、といった状況だったのは、推測として、『インレットバルブの圧縮漏れ』と、『プリロード過多による抵抗』だったのかも知れませんね。あ、あと、バルブが短いので、必然的にタペット位置が大きく変わり、ロッカーアームの支点と力点の関係で、カムの開き方が不適切にもなっていたかと。

僕のエンジンは公差の問題ではなく、インレットバルブの部品間違いによる遅さだった、という可能性がどうやら高そうです。

…はい、こんな感じです。。屁理屈はこんなところでお仕舞いにしましょ。(^_^;)

僕の1年間を返せ!って騒いでもしゃあないのでね。。。逆に、給排気や駆動系でいかに速くするかというお勉強をさせてもらえたという、超前向き姿勢(笑)で受け止めておきます。


【 おまけ話 】
1年前の発注リストの履歴上では、ちゃんと純正バルブの品番で発注されてました。他の車種でも、ホンダの工場側での部品梱包間違いって事例はあるそうで、今回も、もしかしたら工場側での梱包間違いがあったのかも知れません。
そうそう有る話では無いでしょうけど、純正部品に限らず、品番と中味が違うという事態が発生する可能性はゼロではない訳です。皆様も十分にご注意下さいませ。。。m(__)m


【 今後の対応について 】
今回、ドリーム豊島(桜井ホンダ)の店長が、作業した個人の責任だという言動を全く取らず、最初の電話の段階から 『 桜井ホンダとして大変申し訳ない 』 という一貫した態度であり、今後としては、改めて新品でヘッド一式をキチンと組み上げて、渡してくれるという事になりました。

バルブ擦り合わせや、本来はやらない面研作業など、人間力の出る作業は、桜井ホンダのレース部門でエンジン作業しているメカニックさんにやってもらう、そうです。

また、通常は組み込んで引き渡しですが、今回はヘッドAssy単品で、各部を目視確認して問題が無い事を確認して引き渡し、という形で対応頂く予定です。

今回は、店長の誠意ある対応で納得する事にしました。今後もよろしくです、ドリーム豊島さん。

m(__)m


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