圧縮が無くなっているのは、プーリーを手で回して確認できていたので、ピストンに穴が開いたとか、ピストン棚が壊れたとか、とにかくピストン系ならエンジン全バラ洗浄だよなあ、なんてウンザリ思いながらエンジンを開けたのですが。。。
ピストンまったく崩壊しておりません。
あれ~、綺麗なもんだなあ。じゃあヘッド? 何が壊れたのかなあ、、、と、見てみます。
では、ダイジェストでどうぞ(笑)
特に砕けてるとか無い、、、あれ?
あれあれ~! 排気バルブ浮いてますけどーw
ピストンへの打痕も。。。(*_*;
排気バルブ抜いてみました。。。ん?
んんん~??
えええええー!!!wwww
以上です(笑)
【 状況推測 】
最初に壊れたのは、最後の写真の部分で間違いないでしょう。コッターの真下あたりでバルブが『せん断』の様相で折れ、バルブが落っこちたところにピストンがヒットして、バルブ傘が曲がった、、、といったところでしょうか。
バルブ傘の真上、細くなっている部分なら基本的な強度不足も疑えますが、まさかこんなところが折れるとは、これはちょっと想定外でした。(^^ゞ
まあ、燃調が極端に薄い事もないし、水温の異常上昇も無かったので、ピストントラブルだとしたらトラブル原因推測に悩むところでしたし、そういう意味では安心しました。
真面目に書くと、ピストンにも打痕は付いていたのですが、バルブジャンプして当たるであろう部分には一切打痕は無く、曲がって止まっているバルブの打痕位置と一致していますので、ピストンへのバルブヒットが先ではないでしょうね。高い確率で間違いないでしょう。
実際、アイドリングストップするまで異音は無く、再始動したら掛からない、という状況でしたので、ほんと運よく、その瞬間に限界を向かえてポッキリ逝かれたのでしょう。
走っている最中だったら、たぶん傘も吹っ飛んで腰上グチャグチャだったかも知れません。
さすが、僕の普段の行いが良い(笑)のか、大惨事は避けられました。ほっ (^_^;)
【 修復目処 】
第三期169エンジンは、2基製作できるパーツが手元にあるので、取り急ぎはあっさりと稼動できるエンジンは組み立てられます。とはいえ、今回の損傷と修復の程度はというと、、、
● 排気バルブ ・・・ これはもう、ポッキリ&グニャリなので当然交換
● 排気ロッカーアームシャフト ・・・ 曲がりは無し。でもストレスは掛かったでしょうから交換
● 排気ロッカーアーム ・・・ 損傷は無し。でもベアリングへの瞬間ストレス懸念のため交換
● 排気バルブガイド ・・・ 曲がったバルブが押し込まれて亀裂発生。打ち換え交換
ヘッド本体はなんとか大丈夫そうです。ふぅ。
【 解決に向けて 】
一番の問題はこの解決策で、そもそも、なにゆえ折れたのかです。基本的な強度不足は考えられないな?と思っています。それだったら、今まで散々11,000rpmレブ設定でブン回している過程で、何らか壊れていたでしょう。この部分の構成は、第一期から変わっていません。
ちょっと疑えるのは、バルブガイドの内径拡大によるガタからくる疲労蓄積です。というのも、このヘッドは第1期でぶっ壊したときから、修正しつつ使っているやつで、第二期を壊した時に、吸気側のバルブガイドはクラック発生で打ち換えたものの、排気側は現状維持でしたので。もしかしたら、クラックは無いものの僅かな内径拡大等で、クリアランスが拡がっていたのかも知れません。
もしくは単純に製品不良。実際、このバルブ単体は数百キロしか使っていませんので。
まあ、なんにせよ、基本的な強度不足の疑いは薄いと思われますし、新しい方の2号ヘッド君を使って、取り急ぎ一基稼動はすぐに出来るので、じっくり原因究明してみます。
さて、、、、、 windfarm先生に会議の打診しなきゃw
※ みんカラで頂いているコメントへのリンク ※
0 件のコメント:
コメントを投稿