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2013年8月11日日曜日

PCXステアリングステムの交換作業


先日、初期型PCXに現行型のPCXステアリングステムをポン付けできるとご報告しましたが、簡単では在りますが、参考までに交換手順と、僕なりの今回の手法くらいは書き記しておきますね。

復旧は逆戻しなので、まとめて書いておきますw


1. カウル類、フロントフォークを外す (装着する)
こちらの詳細は今回は省きますが、最低限の手間で作業するならカウル関連はインナーカウルを外すだけで大丈夫です。後は、フロントをジャッキアップしてフォーク以下を外しましょう。


2. ハンドル関連を外す (装着する)
こちらも、今回は詳細を省きます、すみません。(^_^;) バーハンドルだろうとセパハンキットだろうと関係なく、ハンドルポストのメッキカバーまで外して、ポスト単体の状態にします。


3. ハンドルポストを外す (装着する)
このあたりから、日常的には作業しない部分ですね。以下の写真の固定ボルトを外せば、上方にスポッと抜けます。位置決めの半円状のカラーを無くさないように注意です。
特殊工具はございません、通常の14mm工具で脱着ですね。装着時の参考までに、サービスマニュアル上の締め付けトルクは、 【 39N/m 】 でございます。


4. ステアリングステム交換
はい、やっと本命の交換です。一応、通常工具以外としてはモンキーレンチとピンスパナは必要ですね。モンキーはいいとして、ピンスパナは、以下を参考までに。
もし購入するなら、この画像のようなタイプをオススメします。調整式ですし、3/8のソケット形状の穴があるのでトルクレンチを掛ける事もできます。
ピンスパナでトップスレッドを押さえ、モンキーレンチでロックナットを外します。トップスレッドを外せば、ステアリングステムが下に抜け落ちます。本気で地面に落とさないように、お気をつけ下さいね? (^_^;)

外すとこんな感じ。トップスレッドの中も、構造としては同様です。ベアリングボールはグリスで保持されているだけですので、再利用する場合は紛失注意ですよ。

ちなみに、写真左下にあるベアリングレースは、フレームに打ち込んであるモノです。Assyで買うと、打ち換え用としてセットで付いてきますので、参考までに一緒に撮影しただけです。
物理的には、以前のご報告の通り、単純に現行型のステムを組み込めますので、あとは逆手順で復旧するだけです。なのですが、一応、組み込み時の注意点を以下に記しますね。



【 注意点その1 : ベアリングレースとボールについて 】
本来は、ベアリングレースの打ち換えも含めてボールとレースはセットで交換するものです。それは十二分に承知のうえで、今回僕は以下のように作業しています。

アッパー側 ・・・ すべてそのまま再利用

アンダー側
・ アウターレース(フレーム打ち込み側) ・・・ そのまま再利用
・ インナーレース(ステム打ち込み側) ・・・ Assy組み込みの新品
・ ベアリングボール ・・・ Assy付属の新品

今回、こういうインチキをしたのは、車両自体がまだ5,000kmも走っていないため磨耗は最小限だろう、という背景があったからです。ただ、アンダー側は新品と中古が混在する状態なので、組み込んで動きがおかしければ打ち換えしようと考えていましたが。。。
全然気にならないので、結果オーライざんすwww

ただし、無謀な自己責任作業です。ご自分で作業される方、ご判断は慎重に。(^^ゞ



【 注意点その2 : トップスレッドの締め込みについて 】
まず、サービスマニュアルが無い人のために、組み込みの基本手順を書いておきます。

 1. ウレア系耐水グリスでボールをレースに載せ、上下ともセットする
 2. トップスレッドを 【 25N/m 】 で締め込み、ステムを左右に動かして馴染ませる
 3. 一度トップスレッドを緩め、手締め目一杯から1/8回転戻す
 4. トップスレッドが動かないように注意し、ロックナットを 【 74N/m 】 で締める

まずはこんな感じ。ここで、走行時の動きに影響大きいのが、『手順3』の部分です。単純に手締めから1/8回転戻しでは、僕はちょっとユル過ぎると感じましたので、自分の間隔で作業しています。ユルイ時のストレスフリーな動きを覚えて、渋くなるギリギリまで締め込んでいます。

また、ギリギリを攻めるとロックナットの圧力でも渋くなったりしちゃいますので、それも逆算しつつ微調整しました。かなり微妙な作業ですので、こちらも完全自己責任の話です。こういう無駄なこだわり(笑)で小細工するのが不安な方は、マニュアル通りの作業をお勧めします。(^^ゞ



以上、こんな感じで簡単ですが交換手順と、僕なりの注意点でした。ご参考までに~ m(__)m


※ みんカラで頂いているコメントへのリンク ※

10 件のコメント:

  1. たいちゃんパパ2013年8月11日 9:37

    素敵♪♪♪僕60000kオーバ昨日しました。197ccにして10000kオーバーしました。言いたいことはそれダケデッスwwwwww

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    1. これでもう、手伝わずに出来る?(笑)

      パパさんのも経年劣化という意味では、こういう部分もそろそろ交換時期かもね。もしくは車両買い換えかw

      なんにせよ、ヤマハ系はエンジンの悩みがPCXよりは少なくて済むのが羨ましい。言いたいのはそれだけだwwww

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  2. はじめまして関西在住のPCX150のヤフオクロスマンズに乗るふなおと言います。

    いつも楽しく拝見させて頂いています、ひとつ質問がありまして13インチFホイルを装着しようとしたのですがフォークにタイヤが当たって回転も無理なんですフォークはある方よりゆずり受けたものですがその方は同じ13インチをすでに装着されていたのですが、あるサイトで前期と後期のステムでは幅が7ミリほど狭くなっていてNCYフォークを装着しないと150には13インチは無理と書かれていたのでNCYフォークを購入しようと思っています、質問はステム幅は前期後期で違うのでしょうか、微妙に純正フォークは前期後期で全長も違うみたいでステムの幅の件がはっきりしてからNCYフォークを購入したいのでお返事頂ければありがたいです、長くなってすみません。

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    1. はじめまして、コメントありがとうございます。
      なるだけ要点整理してお答えしますね。(^^ゞ

      【 新旧のステム幅について 】
      これは、いったいどこでどんな情報を見られたのか解りませんが、まったく同じ幅ですよ。7mm違うというのが良く解りませんが、測る場所が違ったんじゃないでしょうかね? ボトムケースのシールが収まる部分は太くなっているので、そこで測ると7mmくらい狭いかと思います。その手の勘違いかと思われますよ。(^_^;)

      【 新旧のフォーク長について 】
      そもそも、新旧PCXではフレーム側のステアリングピボット高さが違うので、ステム形状だけでなくフォークの長さも微妙に違います。確か、5mmほど現行型の方が長かったかと記憶しています。

      【 NCYフォークについて】
      僕の記憶の限りでは、NCYのフォークは初期型ベースですので、現行型のフォーク全長より5mm程短いという事になります。当然、少し車高が下がりますので、ローダウンしたいという事でない限り、許容バンク角が相対的に少なくなってしまうので、あまりお勧めは出来ませんです。ゆっくり曲がるし、バンク角は関係ないというなら良いですけど。。。
      あと、純正よりNCYの方が細いなんて事はありませんので、純正でタイヤが干渉しているなら、単純にNCYに変えたからといって解決できる話ではないはずですよ?

      【 そもそものお悩みに関して 】
      13インチかどうかの問題ではなく、選ぶタイヤ次第です。詳しくは、以下のページを参照してみてください。
      http://www.wakataku.com/2011/10/pcx-13-3.html
      これは、先にも触れた通り、NCYのフォークに換えたからといって解決できる話ではないです。もし、選んだタイヤが110/90-13なのなら、純正よりもっと削らなきゃ無理ですよ。おっしゃっている情報の元ネタの方に、もう少し詳しく伺った方が良いかと思います。たぶん、タイヤも違うサイズに換えているのではないかと思われます。

      結論としては、フォークを削るか、干渉しないサイズのタイヤに履き替えるか、どちらかでしょうね。NCYにするかどうかは、単に好みで判断すれば良い話です。


      以上、ご参考になれば幸いです。 m(__)m

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    2. お忙しい所返信ありがとうございました。

      装着しようとしたのはX Speed 13x2.5 タイヤはIRCの130/60です フォークはわかたくさんもご存知の方のゴールドフォークを装着しています、この方も同じタイヤを装着されていましたのでポン付け出来ると勝手に思っていました。

      今日と明日は仕事なので確認は出来ないのですがもしかしてタイヤのエアが購入して入れていないのでひょっとしてよけいにフォークに当たっているのかもしれません、水曜日以降に再度取り付けて確認します、ご迷惑をお掛けしてすみませんでした。

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    3. いえ、こちらこそ〜。

      『ご存じの方』と言われても、サッパリ解らないですよ(^_^;)

      ゴールドフォークと書いているということは、現状すでに社外品ですか?そもそも、それが何なのか解りませんけど、なんにせよ、社外品を複数組み合わせて使う以上、切った貼った削った盛ったは、何かしら覚悟すべきかと思いますよ。上手くまとまると良いですね。

      ではでは〜 m(_ _)m

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    4. こんにちはふなおです、大変ご迷惑をお掛けしてすみません。

      やっと仕事が終わりましたので先程13インチをエアーを入れて取り付けしたらすんなり回転しました、前回に書きました様にエアーが入っていない状態でフォークに当たっていたみたいです、本当にすみませんでした。

      あとフォークですがTRUSTYというメーカアルミアウターチューブのみ交換していまして前オーナーはテールランプに後方排気サイレンサーのロスマンズの方から譲りうけたフォークです。

      先程拝見しましたらPCXの太タイヤ化は大変ですよを見ました、色々とお手数をお掛けしてすみません、失礼します。

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    5. どもです、なるほど、前オーナー解りました(笑)

      たぶんタイヤはIRCのMB99、130/60-13ですかね。使ったことは無いですが、それでもギリギリでしょうから、しばらく走ってタイヤを外して、フォークに擦動痕があるかどうかはチェックした方が良いですよ。そして、もし擦っていたとしてフォークを少し削るかどうかは、、、自己判断で。(^_^;)

      『太タイヤ化』の件は、ちょうど書こうと思って写真とか準備していて、たまたまタイミングが一致しただけです、お気になさらず・・・(^^ゞ

      なんにせよ、経過観察に十分ご注意下さいませ~ m(__)m

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  3. ヘルニアン2013年8月12日 15:02

    素敵♪♪♪僕昨日アルミステム落札しました。エンジン離脱してジャッキUPして放置です。言いたいことはそれダケデッスwwwwww

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    1. 落札したのは革靴じゃなかったのかい?ん?w

      ステムは極圧耐性が大切なので、お得意のナスカルブをメガ盛りでブッ込みましょうね。ただただ、数千円分を一気に使い切るところを観たい。それだけですww

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