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2012年10月12日金曜日

誰でも出来るブン回し仕様PCXヘッド(その1)


最近、エンジン内部の話ばかりで難しい?という声も聞こえてきますが、、、すみません。僕はこの手の話に萌えまくる(笑)ので、今日も意気揚々とブログ書きますよ(笑)

シグナス系とは違い、各ショップさんは保守的なチューンばかりで、全然アフォ路線の検証情報が出てこないPCXのエンジン情報。こうなりゃ自分で切り開くしかないわ(笑)、という事で、僕は可能性追及のために、ぶっ壊れても良い覚悟で、ここしばらく乗っていました。

速い遅いは次の問題として、『10,000rpmで変速』 『伸びきり11,000rpmレブリミット』 という状態で、武川カムを使って遠慮なくガンガン回し、概ね1,000km程度は走ったと思います。

その後、エンジンを開けて確認しても嫌な兆候はないし、ピストンの棚(ピストンヘッドのフチの部分ね)はキレイだし、なにより走っていて何も違和感ないし。という事で、このPCXエンジンの別の顔をぜひ、他の方にも体験して欲しいなあ~、、、と、思った訳です。

そこで、勝手に思いつき(爆)でブン回し仕様ヘッドを考えてみました。(^^ゞ


実走検証は近日中となりますが、とりあえずは 『やろうと思えば誰でもすぐ出来るお手軽ブン回し仕様ヘッド』 を形にしてみたので、記録がわりのブログアップ ♪

組み込み構成は以下の通りです。m(__)m


● サブコン ・・・ 『 KITACO i-map 等 』
ヘッドの構成部品ではないですが、概ね9,300rpmで回転リミットが掛かるPCXを、10,500rpmもしくは11,000rpmをリミットとしてブン回すには、何はともあれサブコンが必須です。これで、ジェントルではなく、PCXのやんちゃな顔を垣間見てみましょう ♪ 的な(笑)


● マフラー ・・・ 『 出来れば高回転抜けの良いストレート配管 』
ノーマルにポン付けで速いと言われるようなマフラーではなく、高回転で抜けの良い、例えばヨシムラだったり、MFRのBLADEだったり、ジャマーズのスクデットだったり、、、といったマフラーがお勧めです。まあこれは、出来れば、、、という感じですが。(^^ゞ


● カムシャフト ・・・ 『 SP武川スポーツカムシャフト 』
純正の回転リミットではなく、とにかくブン回してピークパワーを出すには、武川カムは決して無駄ではありません。というか必要です(笑) パワーバンドが狭かろうが、低中回転がモッサリだろうが、僕は気に入って使っています。これも、ブン回し仕様の必須アイテムですね ♪
参考 ⇒ 『 SP武川スポーツカムシャフト(PCX用) : その2 』 インプレッション


● ロッカーアーム ・・・ 『 2012年式eSPエンジン用ベアリングロッカーアーム 』
高回転でのフリクションを少しでも減らすために、入れてみました。初期型純正のロッカーアームでも、問題なく11,000rpm回っていましたが、より良くするために組み込んでみました。
詳しくは先日のブログにて。参考 ⇒ eSPエンジンのロッカーアーム流用検証(その1)


● シリンダーヘッド本体 ・・・ 『 初期型PCX純正 』
とりあえずは初期型PCXの純正無加工です。ポート加工とかは、また別の話で。


● バルブ ・・・ 『初期型PCX純正 』
こちらもそのまま。なんといってもお手軽コースですから、この辺も手はつけません(笑)


● バルブスプリング ・・・ 『初期型PCX純正 + シム0.9mm 』
今回一番の検証ポイントがここです。僕は他車種の固いスプリングを、ちゃんと収まるようにヘッド加工して使っていましたが、これは簡単には出来ません。しかし、純正バルブスプリングのままだと、概ね9,800~10,000rpm付近でサージングを起こすのはだいたい検証で確認できているので、ブン回し仕様にするには、これをなんとか解決しなきゃ! という訳なのです。

そこで、バルブスプリングにシムを追加してプリロードを掛けてしまおう、という訳です。僕の手元検証の限りでは、シム0.9mmが線間密着の限界でした。特に、武川カムは排気側の稼動量が大きくなっているので、これ以上は無理でした。
なので、0.9mmでどこまでサージング限界が上がるか、走らせてのお楽しみです。(^^ゞ

シムのサイズは、ビッタリ狙いなら15mm×21mmです。ただ、精度や強度的に程良い物が無かったので、ヤマハ純正部品の、グランドアクシス用プーリーボスシムを流用しました。サイズが16×21、厚み0.9mm、内径が若干大きいだけでほぼ問題なしです。型番も読めるかな?

少しでも不安要素を減らすために、タペット側ではなく、稼動しないスプリングシート側に挟んで組みました。

以上、こんな感じで組み込みました。ロッカーアームに若干削り作業が絡みますが、もし初期型純正のロッカーアームを使うなら、一切の加工無しで組み立てられる構成です。

結構お手軽でしょ?(笑) あとは走らせてみてどうか?です ♪

一応言っておきますね、現時点では絶対に同じ事はしない方が良いです。(>_<)
壊れるか壊れないか僕が検証するので、興味ある方は、ちょっと待ってて下さいね m(__)m


※ みんカラで頂いているコメントへのリンク ※

8 件のコメント:

  1. たいちゃんパパ2012年10月13日 8:48

    フフフ、アホー道まっしぐらデスネw
    勝手に代表して言わして貰います。
    「じぇんじぇんお手軽じゃなーーーい!!」(>_<)
    デスヨwww

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    1. え?なにをおっしゃる???
      ロッカーアーム流用しないなら、測るとか削るとか一切不要のプラモデル状態ですよ?これをお手軽と呼ばずになんと呼ぶ?www

      ・・・ま、基準が一般人とずれている事は認めますが(笑)

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  2. 面白くなって来ましたね~(^^)
    PCXはヘッド系のパーツが無いので大変ですよね、ヘッドを変えれば大変身するんですけどね・・・
    台湾生産じゃ無くタイ製なのがひびきますね・・・

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    1. まずは、誰でも入手できるモノでの組み合わせ、自分にとっても再現性のある構成をやってみたくて、こんな感じになりました。(^_^;)

      やっぱり、レースカテゴリーとして存在していないと、なかなかエロいパーツは登場してこないんでしょうね~、、、せつないです(*_*;

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  3. はじめまして。 いつも楽しく拝見さていただいています。

    以前サージングの対策として、強化バルブスプリングを
    組み込まれていたようですが、どうだったのでしょうか?
    また、サージングが発生すると、どのような症状が
    出るのでしょうか? 経験値不足でして…。

    ユミナシの2バルブスプリングの購入を検討しています。

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    1. waioさん、はじめまして♪ コメントありがとうございます (^-^)

      なんだか、相当理論的な思考がブログから見受けられましたよ!すごいですね~、今度じっくり読み返させて頂きます♪ m(__)m

      強化バルブスプリングに関しては、この投稿のバルブスプリングのところでも軽く触れましたが、11,000rpmでも問題なく回っていました。

      サージングに関しては、エンジンの中身を見れている訳ではないので、あくまで察するレベルではありますが、メカニカルノイズが急に大きくなる感じ、とでも言いましょうか。
      『ふぉーん』と回っていき、ある回転数で『ふぉーんばーばばばーんばー』ってなる感じ? …すみません、こんな説明しかできなくて(^_^;)

      ユミナシって知りませんでした。ググってみましたが、詳細が出てこないのでさっぱり解りませんでした (ToT)

      今度、機会があったら詳しく教えて下さいまし。m(__)m

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  4. 感じ取れる変化があるんですね。 参考になります。m(_ _)m

    http://yuminashi.squarespace.com/
    MADMAXさんにて、タイ経由になりますが購入可能と
    返答いただいております。 webでの装着例は皆無です。(^^;

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    1. 僕は4サイクルの経験が浅いので、すべてが実践あるのみの経験則なのですが、バルブスプリングを変えるだけで『ふぉー・・・・・・んばばば』(笑)の出かたが変わるので、まあ、体感で判断するサージング状態と見て、ほぼ間違いないと思っています。

      ユミナシ、解りました!ありがとうございます。タイのMADMAXでも関連を持っているようです。なんだか、サイトに載っているよりも過激なものがあるらしいですよ?(^^)

      詳しい人がコメントくれると嬉しいのですがw

      僕の方でも、良さげな話があったらお伝えさせて頂きますね♪

      m(__)m

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