frandoの対向4POTキャリパー ♪
フロント12インチ計画に伴い、フロントブレーキにも変更が必要になります。今回はそのへんの話をまとめておきましょ。 とりあえず恒例の関連する過去ログを。m(__)m
● 『フロントにBT601(12インチ)を履こう計画』 その1
● 『フロントにBT601(12インチ)を履こう計画』 その2
● 『フロントにBT601(12インチ)を履こう計画』 その3
シグナス等と違い、元々14インチのPCXはホイール内部スペースに余裕があり、フロントブレーキのコンポーネントをそこに飲み込ませるような設計なんですね。これによって左右のフォークピッチが細められています。
これ、12インチにしちゃうと当然のようにスペースが無くなるので、260mmのディスクなんて到底収まりません。という事で、ブレーキディスクを小さくするか、フロント周りをフォークピッチの広い他車種に丸ごと換装するか、、、んで、今回は前者の手法という事です。
その今回の基本コンポーネントは以下の通り。写真はトップの通り。
【 純正220mmブレーキディスク 】
【 frando対向4POTキャリパー 】
レースレンジで走らせるとなると、『純正キャリパー3POT仕様+260mmディスク』でも限界を感じていたので、220mmディスクとなるとさすがに純正キャリパーでは厳しいです。なので、今回は対向4POTに移行する事にしたのですが、、、言うのは簡単(笑)
当然ながら、キャリパーサポートが世の中に存在しません (^_^;)
つまり、それを作るところから始めるという事になる訳ですね ww
はい、という事で製造加工のプロ、H390さん全面協力のもとキャリパーサポートが完成しました♪ 採寸や形状設計、材質などの打合せには、解析のプロのwindfarm変態先生にも協力頂きました、どうもありがとうございます♪
H390さんの茶目っ気で『1PAC』ロゴまで刻印で入れてもらっちゃいました (^-^)
装着するとこうなります。この基本設計が汎用性を持てるよう、ディスクオフセットは完全に純正と同じで設計しました。フロントフォークも、とりあえずは純正とNCYのどちらにも取付できるように形状設計しています。
つまり、完全どノーマルPCXにポン付け出来る設計、という事ですな (・∀・)
ホイール内側のクリアランスはこんな感じです。一つ前の写真では、ホイールリムとバンジョーが接触している様に見えますが、見ての通りちゃんと3mmくらい(笑)、クリアランスあります♪ 十分っしょ?ww
純正ホイールや、出回っている13インチホイールなら、スペースがあるし当然なんの問題も無いです。
そして、マスターシリンダーもfrandoのラジアルマスター(15mm径)に。
容量は14mm径が本来適合なのですが、しっかりと押し出せるようにちょいと容量を上げて、今回は15mm径を選びました。
あまりに扱いにくいようなら14mmに戻すかも知れませんがw (結果として全然平気でした)
ディスクが220mmという状況では制動力にちょっと不安があったので、リリース直後にMファクトリーさんから受け取ったNEWパッド。社長さん、どうもありがとうございます!!
frando標準装備のパッドより、明らかに握った時の制動力は高かったです ♪
● 走行検証の結果
まず、frando標準装備のパッドでドキドキしながら走行してみました。、初期アタリ、熱入れ、、、しばらく走行を続けてみて、まあまだ完全にアタリは出ていないでしょうが、、、
き、きかねえ!!(T_T)
いや、なんというか、止まるのは止まるんですけど、期待した状態とは程遠いという悲しい状況です。そこで、上記のMFRパッドに交換した訳ですが、全体的に一回り制動力が上がったものの、やはり期待した状態にはまだまだ。。。(;´Д`)
まだエアを噛んでて圧力が逃げてるのかな?と思ったりもしたのですが。
パッド引き摺り皆無のクルクル~状態 ( ̄▽ ̄)
エア噛んでたら、こんなきちんとPOTピストンが戻らないでしょ?たぶん (^_^;)
エア噛んでたら、こんなきちんとPOTピストンが戻らないでしょ?たぶん (^_^;)
真面目な話、エアの確認やその他諸々、出来うる限りの事はしましたが大きな変化はありませんでした。どうやら根本的なキャパシティ不足で間違いなさそうです。
という事で、『しっかり握ればボチボチ止まる』 というレベルが今回の到達点でございました。うーん、、、強く握ればそれなりに効くので、良く言えば今までと同レベルに近いとは言えますが、求めているのはそこではなく、楽にコントロールできる良く効くブレーキです。
そもそも、ちゃんと構成されたラジアルマスターのブレーキって、指一本でもグイ~っと止まるくらい制動力高いしコントロールも出来るし。うん、完全に程遠い・・・ orz
しかーし! これで満足するような僕ではございませんwwww
● 次なる作戦その1
トップの写真では解りにくいでしょうが、今回S-1GPも走ってみて、ノーマルディスクがとんでもない焼け方しているんですね。これはもうやはり、根本的なキャパシティ不足でほぼ間違いなさそうなので、僕が知っている範囲で、取り急ぎ選べる最高レベルの220mmディスクを早速入手。(・∀・)
サンスターのPCX向けディスクです。値段は聞かないで下さいww
● 次なる作戦その2
さらに制動力のキャパを上げるべく、キャリパー左右を連結しているブリッヂボルトをチタンに換えます。
エルデくんご協力のもと、チタンの中でも表面処理等を含めて、ボルトとしては最高レベルの『FGチタン』と呼ばれるボルトを入手。
値段は、、、こちらも聞かないで下さいwwwwww
誤解のないように申しておきますが、『効かねえ!!』というのは、あくまでレース使用前提で期待したレベルに対しての感想であって、街乗りとして使うのであれば今回の構成は必要十分でございます。当たり前の事ですが、純正よりは確実に良く止まりますので。
僕が求めている制動力を街乗り車両で実装したら危なすぎます (;・∀・)
確実に握りゴケ誘発装置となっちゃうでしょう (^_^;)
なので、街乗りとして使うなら今回の構成は非常にコントロールし易いブレーキと言えます。握り込めばちゃんと制動力も上がりますし、ね。
もしfrandoにホレて装着してみたいという方が居たらご連絡下さい。相談に乗りますです ♪
※ みんカラで頂いているコメントへのリンク ※
0 件のコメント:
コメントを投稿