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2016年12月4日日曜日

KTM 690DUKE-R パワーチェックまとめ

いつもありがとうKNUさん (*´ω`*)

検証大好きマンの僕は、690DUKE-R購入直後に早速パワーチェックを行った訳ですが、まずはその時に確認したマフラー交換のみの状態で空燃比が薄すぎる印象は無かったため、この状態である程度サーキットを走ってみてその雰囲気を掴んでみました。
そして、先日パワーパーツの『チューニングキット』を組み込み、これまた早速、和光2りんかんのKNUさんにお願いして状態確認しましたので、その結果をまとめておきます。

一応、前回のパワーチェック時のブログ投稿はこちらです。ご参考までに ♪

前回と重複する内容もありますが、総括として改めて記載しておきます。また、これはあくまでも僕の個体による結果なので、参考情報の一つとしてご参考までに。(^_^;)




● 純正&アクラポヴィッチフルエキゾースト
赤:純正 青:フルエキ 緑:フルエキ(バッフル無し)

【 純正(2012-15年式)のカタログスペック 】
最大出力  69.06hp(51.5w)/7,500rpm
最大トルク 7.14kgfm(70Nm)/5,500rpm

【 純正で1,500km走行後の実測値(基準) 】
最大出力  67.6hp/7,387rpm
最大トルク 7.2kgfm/5,276rpm

【 2,000km走行後フルエキでの実測値 】
最大出力  69.6hp/7,427rpm
最大トルク 7.6kgfm/5,374rpm

【 上記フルエキのバッフル無し実測値 】
最大出力  69.6hp/7,548rpm
最大トルク 7.5kgfm/5,316rpm

前回も記載した内容ですが、カタログスペックは別として僕の個体の基準値がここで表記されている赤色のデータという事になります。マフラー交換ポン付けで概ね2hpの上昇、特に谷もなく全体的に上乗せされるような変化でした。さてこれがどのように変わるのでしょう?




● チューニングキットすべて導入
念のため、KTMパワーパーツで提供されるチューニングキットの内訳に関して改めて記載しておきます。2012-15年式向けは以下のような構成になっています。

 ・ アクラポヴィッチのフルエキゾースト
 ・ ハイカムシャフト
 ・ 開放型エアクリーナーボックス
 ・ 専用ECUマップへの書き換え

これを一気に導入せず、まずはフルエキのみのSTEP-1、そして今回フルキットのSTEP-2、こんな感じで変化を楽しんだわけです。ではパワーチェックの結果を見てみましょうかね ♪

赤:フルキット(バッフル有) 青:フルキット(バッフル無)

【 純正(2012-15年式)のカタログスペック 】
最大出力  69.06hp(51.5w)/7,500rpm
最大トルク 7.14kgfm(70Nm)/5,500rpm

【 僕の車両の純正状態実測値(基準) 】
最大出力  67.6hp/7,387rpm
最大トルク 7.2kgfm/5,276rpm

【 フルキット(バッフル有)での実測値 】
最大出力  75.6hp/7,394rpm
最大トルク 8.1kgfm/6,038rpm

【 フルキット(バッフル無)での実測値 】
最大出力  76.0hp/7,284rpm
最大トルク 8.0kgfm/6,294rpm


第一印象・・・・・なんで最初からコレで売らないんだろう?(;・∀・) 笑

いやまあ、環境性能とか考えるとこの状態で市販は出来ないという事なんでしょうね。それを抜きにすると、ネガティブ要素があまり存在しません。メリットいっぱいww

○△×で簡単にインプレッションでも書いておきましょ♪♪
(バッフル有無に関しては後述します)


○ 単純上乗せの特性
低回転は読み取れませんが、少なくとも中回転域から上はトルクの谷もなく単純に上乗せしたような特性です。トルクに関してはドンっと約1kgfm上乗せ、馬力に関しては約8hp上乗せ、しかも綺麗なパワーカーブ。実際に乗っていてもイヤな谷は一切感じません。素晴らしいです。

○ 低回転域のスムーズさ向上
これはカム変更&点火時期の影響なのかな? 純正では少なくとも3,000rpm以上は回していないと、ノンビリ加速であってもスナッチが酷かったのですが、この症状発生の回転域が500rpmほど下がりました。結果、街中のノンビリ走行も非常に乗りやすくなっちゃいました。また、実際に乗っていて低回転でのトルク不足も感じません。ホント良い事づくめ (*´ω`*)

○ エンブレ軽減
アクセル全閉時の特性が変わってます。カムのオーバーラップの影響が大きいのか、もしかして極僅かにアクセル全閉でも燃料吹いているのか、ホントのところは分かりませんが、明らかに純正よりはエンジンブレーキが穏やかになっています。

△ 開け始めのドン付きが強くなった
純正に比べて開け始めの反応が強くなり、ドン付きが強くなりました。まあ、分かっていればコントロール範囲内ですが、気になる人はモードをスタンダードなりレインなりに下げて使えば緩和されると思います。あ、僕は常にアドバンスだしこれはまだ試していません(笑)

△ 燃費への影響
たぶん、サーキットでの全開走行では確実に燃料消費が早くなるでしょう。これは以下に空燃比のグラフも載せるのでそこで再確認するとして。街乗りノンビリ走行では1割程度しか燃費が下がっていませんでした。かなりの予想外。これは「△」というより「◎」なのかも知れませんw

×・・・・・うーんw
冗談抜きに「×」の要素を感じません。強いて言うならカネが掛かる。以上ww




● 空燃比とバッフルの謎
緑:フルキット(バッフル有)
黄:フルキット(バッフル無)
赤:フルエキのみ(バッフル有)
青:フルエキのみ(バッフル無)

あくまでも全開固定でのチェックですが、バッフルを抜くと総じて空燃比はリーン(薄く)に出ています。単気筒ゆえに外気吸い込みの影響がゼロではないですが、なるべく影響を受けない様、検知用の銅管を腹下くらいまで深く差し込んで測定しているので、、、それほど狂ってはいない、はず、です、はい (^_^;)

バッフル抜いてリーンに振られているとはいえ13.5~14.0付近を推移している訳だし、特に大きく問題はなさそうなのですが、不思議なのが高回転域です。

フルエキのみの時も、今回のフルキット導入でも、バッフル有無で空燃比が「約1.0」も変化しているのに、出力がほぼ一緒なんです。さすがに今回のフルキット導入では、バッフル抜きの方が上が伸びるだろうと想像していたのに、まさかの結果です。。。うーん、ぶっちゃけ現時点では理由が想像できない。

まあこれは、今後また考えてみます。こういう課題をもらえた方が萌えちゃうタイプ(笑)なので、これはこれで今後の楽しみですね ♪

参考までに、現時点でのバッフル抜きの評価w

× 中回転がトルク細い
× 高回転で出力変化が皆無
× うるせえww

現時点ではバッフル抜いてもデメリットしかありませんので、僕は当分バッフル装着のままで走ります。さあ、パワーチェックは一区切りとして、春になったらいよいよ本格的に走りますよ!



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