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2016年6月13日月曜日

2014年式690DUKE R のパワーチェック


先日のブログでもちょっと書きましたが、僕は走るのが大好きなのは当然として、同時に、自分で様々な検証をして『キチンと理解したい欲』が強い、面倒くさいヤツなんです(笑)

そのため、自力では計測不能な出力特性に関しては、購入直後にシャシダイナモで計測して基準を記録しておきたかった訳ですね。そんな基準があるからこそ、変化を見れる訳です。



● アクラポヴィッチ(AKRAPOVIC)フルエキゾーストの効果
昨日のブログで書いた通り、サーキットを走らせる準備として、KTMパワーパーツで準備されているアクラポヴィッチのフルエキゾーストをフィッティングした訳ですが。そりゃもう、上記の通りの性分なのですから、フィッティングだけで満足する訳がありません。( ̄▽ ̄)

シャシダイナモによるパワーチェックは、Mファクトリーさんと和光2りんかんさん、この2店舗に以前から散々お世話になっています。
写真は前回の購入直後のモノですが、DUKEに関しては、基本的にご近所の和光2りんかんさんで経過観察をしようかと考えて持ち込みしています ♪

さあでは早速ですが結果を観てみましょうかね。


KTM 690DUKE R パワーチェック
赤:純正 青:フルエキ 緑:フルエキ(バッフル無し)


【 純正(2014年式)のカタログスペック 】
最大出力  69.06hp(51.5w)/7,500rpm
最大トルク 7.14kgfm(70Nm)/5,500rpm

【 純正で1,500km走行後の実測値(基準) 】
最大出力  67.6hp/7,387rpm
最大トルク 7.2kgfm/5,276rpm

2,000km走行後フルエキでの実測値 】
最大出力  69.6hp/7,427rpm
最大トルク 7.6kgfm/5,374rpm

【 参考:上記フルエキのバッフル無し実測値 】
最大出力  69.6hp/7,548rpm
最大トルク 7.5kgfm/5,316rpm


ほほーう、、、なんとも優秀な実測値ですね。ほとんどカタログスペック通りです ♪

そして、アクラポヴィッチのフルエキゾーストが素晴らしく優秀な事も解りました。今回は単純にポン付け、マップもそのまま、サブコンも無し。中回転から高回転まで綺麗に2hp前後上乗せした特性になっています。

バッフル有無に関しても、中回転域が多少トルク細くなる以外はほとんど出力特性に影響なく、純粋に音量絞り込みとして機能しているという優秀さ。逆にバッフル有りの方が中回転域も含めてトータルでは優秀ですね。
街乗りでバッフル外しても煩くなるだけな事も解ってスッキリサッパリw

KTMが凄いのか、アクラポヴィッチが凄いのか、、、なんにせよ優秀過ぎてビックリです。もしかすると、ハイカムが絡む完全なるカップキット状態まで持って行くと、バッフル有無で高回転は差が出てくるかも知れませんが、それはまた今後のお楽しみという事で (*´ω`*)♪


ちなみに。この計測は6速での測定なので、低回転はガコガコ言うて測定不可でしたww

実走においては一定速なら3,000rpm付近でも行けますが、加速しようとなると低負荷なら3,000rpm以上、高負荷なら4,000rpm前後は最低でも必要な感触です。これ、扱いづらいと感じる人の方が多いでしょうね。
だがしかし。 僕は古いタイプ(1972年式)の人間なので、『2速落として加速』とか萌えまくりでニヤニヤなのでございますw



● 空燃比に関して
空燃比に関しては文章でまとめちゃいます。4,000回転以下はちょっと横においておいて(笑)、測定した範囲内では4,800rpm付近が最もリーン(13.5a/f程度)で、そこを頂点としてそこから上はレブリミット(8,500rpm)まで、ほぼ横ばい(13.0a/f付近)で推移しています。
そして、純正もフルエキも空燃比はほとんど変化なく、どちらにしてもその推移は綺麗だし、標準のマップがしっかり作り込まれているのもよく解りました。

少なくともフルエキのポン付けに関してはサブコン要らずです。全然問題なし。

いやー、、、素晴らしいです。
KTMすげえ (*'ω'*) ♪

敬意を表して、オレンジで表現してみた( ̄▽ ̄)



僕は1,300km走行した中古車両を購入した訳ですが、前オーナーさんが丁寧に慣らしをしてくれていたのでしょうね、とっても程度の良い車両と出会えた事に感謝です ♪

690DUKEは2016年に新型が登場し、2012-2015年型の690DUKEとはエンジンもガラッと変わってしまいましたから、これからはそちらの情報が主軸になってくるのでしょうね。。。なので、この年式のLC4エンジンに乗っている方が、少しでも参考にして頂けたら幸いです。



さーて、まずはこの状態でしばらくサーキットを走ってみる予定です。完全なるカップキット状態(ハイカムと吸気拡大とマップ書き換え)は、ある程度走り込み、この690DUKE Rという車両を多少なり理解してサーキットにおける基準タイムを掴むまで、しばらく封印します。偉いな僕ちゃん(笑)



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