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2026年9月15日火曜日

MUGEN-MTC3のサスペンションピボットについて

2026年度の全日本選手権の結果まとめは改めて投稿するとして、、、まあ、結果は散々だったんですけどね。( ̄▽ ̄;)

その前に、その要因の一つにもなったサスペンションピボットに関する事をまとめておきます。MTC3ユーザーさんに限らず、Aアームのクルマを使っている方にもぜひ確認して頂きたいです。


● まず大前提のお話

当たり前のことですが、サスペンションはスムーズに動くことが大前提です。そうしないとセッティングの一貫性が保てませんし、当然、挙動にもなにかしらの影響が出ます。Aアームに限らずサスピンの車両の頃から、少なくとも僕は以下の様な確認はしています。

 ・無負荷でのスムーズな可動
 ・アームを捩じりながらのスムーズな可動
 ・前後から押しつつスムーズな可動

これで渋さを感じる場合、サスボール・ブッシュなど部品の組み合わせ変更や、クリアランス調整を行っています。メンテナンス時は清掃が加わりますが基本的には同じですね。

ちなみにMTC3はこの確認方法で新品は100%問題ありませんでした。メンテナンス時も清掃さえすればスムーズでした。

なのですが、、、、、これだけじゃ不足でした。


● 自分が見落としていた確認方法

走行中の荷重が掛かっている状態想定での可動確認として、今までは完成状態の車両をセッティングボードに載せ、車体を上からチョンと押したり奥まで押してフニフニしたり、そんな感じで色々と動かす事で確認していました。
しかし、それでスムーズに動いていてもまだ見落としていた要素があった訳です。

回り込むコーナーで強い荷重が掛かり続ける、ギャップなどで瞬間的に強くて早い入力がある、これらを想定した確認方法として、受け側のブッシュに対してサスボールを荷重が掛かる方向に押しながら動かしてみる事です。これは今までやっていませんでした。
説明が長くなるので、以後はこれを『荷重チェック』と呼びますw

今回、謎挙動が出てしまった僕の車両は、この確認方法で引っ掛かりを感じるボールとブッシュが混在していました。


● MUGEN-MTC3のサスペンションボールの個体差

50歳を超して老眼も進行している自分は、よーーーく見ないと気付けないレベルですが、残念な事にサスペンションピボットのボールに個体差がありました。


【 左:正常  右:違和感 】

右側のボール、拡大画像にしてよく見ると円周上にスジが入っているのが分かりますか? これはたぶん、切削加工時のモノかと思われますが、程度の差で極わずかな物から結構しっかりスジが入っている物まで色々ありました。

荷重チェックをして渋さや引っ掛かりを感じるピボットのほとんどが、右側の様なボールの状態でした。一部、樹脂ブッシュが傷んでいたモノもありましたが、大半はボール側。

すべてのボールが問題ない人も当然いると思いますが、念のため確認はしてみる事をお勧めします。余談になりますが、僕は本当にこういうレア物をよく引くんですよ。新品なのにエラー出す充電器とか、1か所だけ皿加工されていないメインシャーシとか(笑)


● サスペンションボール個体差の影響について

これの影響に関しては推測も含めての話になりますが、ある一定の荷重までは特に問題は起きないと思われます。冒頭でお伝えした確認方法(荷重チェックは除く)で問題なくスムーズに動いていましたし、約1年間、こうしたボールが混在していても特に違和感を感じず普通に走ってきました。

しかし、ある一定レベルを超す高い荷重や早い荷重が掛かる場面で、サスペンションの動きにマイナス影響を出すと思われます。たぶん屋外のグリップレベルだと、最もグリップしているコンディションでの高速コーナーで大きなギャップとか、それくらいの状況じゃないと影響しないんじゃないかと思います。

つくばRCアリーナでの全日本選手権は、昨年もそうでしたし今年も同じく、直前の数日間で超ハイグリップな特殊環境になっていきます。バランスの取れているシャーシはそれに伴ってペースが上がる、危ういバランスのシャーシは危険な動きが出たりする、そんな感じ。

この超ハイグリップな特殊環境において、低速から高速まで『一定レベルを超す荷重』を受ける場面が一気に増えたんだと想像します。レース2日前の木曜日から、一気に謎挙動(刺さる・引っ掛かる・突発的に起きる再現性のない動き等々)が増えましたので (^_^;)

もちろん、正常なボールに交換して謎挙動は収まりました。


● 対策について

この『一定レベルを超す荷重』はそうそう受けないと思いますので、あまり神経質になる必要はないかと思いますが、不安要素は排除したいでしょうから僕からのご提案。

一番確実なのは、予備の購入を含めて多めに準備してマッチングする事。完璧です。

そこまでしなくても、、、の場合は。なんとなく松竹梅に分けたとして、松レベルはアップライト下の4ヶ所に、竹レベルをフロント、梅レベルをリア、とすると良いです。


● 今後に向けて

繰り返しになりますが、『一定レベルを超す荷重』を受ける状況は非常に限定的なので、そのままでもほとんどのコースで普通に走ると思います。とはいえ、マイナス要因である事は間違いありませんので、ちゃんと無限精機様に報告させて頂きました。

特に何らかの動きが無くてもしょうがないです。世の中にはもっと製品誤差が大きいものが沢山ありますし、メーカーとして精度を突き詰めるのもコストとの兼ね合いで限度もあり難しいでしょうから。

まずは自身で確認し、できる範囲で対処する。今までも各所に対してそうしてきましたし、このサスペンションピボットに関しても『荷重チェック』をちゃんと行って対処しましょ。

そんな訳で、もし対策部品が出てきたら皆で拍手しましょうね。(*´з`)♪


忖度しない一般人としてのご報告でした。ご参考までに。m(_ _)m


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