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2014年6月26日木曜日

『フロントにBT601(12インチ)を履こう計画』 その2

完全にオーバースペックな加工機にて (;・∀・)

さて、珍しく連日でブログ書きますよ(笑) とりあえず前日投稿とはいえ過去ログを。

こちら ⇒ 『フロントにBT601(12インチ)を履こう計画』 その1

さて、そんなこんなでLEAD110EXのフロントホイールを入手した訳ですが、当然そのままではPCXに装着は出来ません。PCXは、元々が細いタイヤで設計されており、フロントフォーク幅も狭いんです。なので、ディスク座面は追い込んで削らなきゃなりませんし、アクスル軸のベアリング位置は差分を正確に測って調整しなきゃ、ホイールがセンターに装着できません。

これ、さすがに僕一人では到底無理。実は今回の作業を決断できたのも、製造業を営む友人であるH390さんにエクストリーム土下座の勢いでお願いをして、休日を犠牲にしてまで協力してくれるというありがたい申し出があったからこそ、なんです。

H390さん、本当にありがとう!!

改めてここでもお礼を。m(__)m

これ、本来なら寸法をきちっと出して図面を起こし、専門業者にお願いして加工するというのが一般的な流れですので、もしやってみたい方は以下の寸法も参考にしてみて下さい。正確に詳細に知りたいとの事なら、個別にご連絡頂ければきちんとお答えしますので、遠慮なくどうぞ ♪


さて、では加工過程を簡単にご紹介しておきましょうかね (゚∀゚)


まず採寸です。すべては手元計測ですが、PCXのディスク座面はホイールセンターから45mmオフセットされていました。LEAD110EXとの差分を削って、ディスクオフセットを合わせる事になりますね。
また、正しく車体中心軸にホイール装着されなきゃダメなので、カラー寸法も調整が必須。そのために左右のベアリング位置も計測。などなど、今回の実寸による各寸法をまとめておきますね。

【 LEAD110EXフロントホイールハブ部の実寸測定値 】
・ ディスク座面 : ホイール中心軸から51.7mm ( PCX 45mm )
・ ディスク側(左側)ベアリング位置 : 同31mm( PCX 33mm )
・ 右側ベアリング位置 : 同33mm ( PCX 33mm )
・ 左側ダストシール径 : 32mm ( PCX 37mm )
・ メーターギアホルダ圧入径 : 35mm ( PCXダストシール 37mm )


ディスク座面は上記寸法の通りで、6.7mm切削加工してハブ形状を再現する事になります。

ベアリング位置はPCXに近かったのがラッキーでした。結果としてはディスク側が2mm違うだけでしたので、今回はベアリングホールには手を加えず、ディスク側に2mmカラー追加で対処する事にしました。
ただこれ、後から思ったのですが、PCXのディスタンスカラーを使って、ベアリングは右側位置決めからの左側打ち込み、って手順にすれば、PCXのカラーそのまま無調整で装着出来ます。
もし、製作してみようという方がいらっしゃるなら、その方法をお勧めしますです。

また、今回は左右ともPCXのカラーをそのまま使う事にしようという事で、ダストシールもPCXの物を打ち込むために37mm径で追加工する事にしました。


さて、そんなこんなで加工開始です。


ディスク座面、固定穴、ダストシールホール、それぞれ寸法を指定して削り込んで行きます。こんな素晴らしい加工機を使うまでもないのですが、H390さんてば、やるからにはキッチリ正確に!との事で。。。(^_^;)

感謝感激。m(__)m

加工機の動きは鬼萌えっすよ!w
そして完成。当たり前ですが素晴らしい完成度です!! (゚∀゚) ♪

この写真では確認できませんが、右側のダストシールホールも切削してあります。

参考までに、ディスク座面のビフォー&アフター。上がLEAD純正、下がPCXと同位置まで切削加工した状態。

前述の通り6.7mm追い込んでいます。

メーターギア側の組込み後の状態がこれ。PCXのダストシールを打ち込んで想定通りの完成度です。


こんな感じで、見事にPCXに装着可能な12インチホイールが完成致しました ♪ フィッティング確認、実走フィーリング等は、数週間以内に『その3』でお伝え致しますです。m(__)m


参考までに、外径の順に並べてみました。
フロントホイール三兄弟(笑)

PCX純正と比べると思ったほど小さくはないですが、110/90-13のHOOPと比べると、かなーり小さいですね。良くも悪くも実走で結構な違いが出るのは確実でしょう。うーん楽しみ ♪♪

これまた参考情報、外径のカタログスペックでもどうぞ。

左 ・・・ BT-601SS、 100/90-12、 外径489mm
中 ・・・ IRC SS-560、 90/90-14、 外径520mm(写真は減った状態)
右 ・・・ HOOP-PRO、110/90-13、 外径526mm

今までのHOOP-PROからだと、外形37mm、車高(半径)だと18.5mmの差です。ま、これはフロントフォークの突き出し調整でつじつまを合わせて、S-1GP第1戦の時と同じ車高からスタートしてみる予定です。うーん楽しみ ♪♪(2回目ww)


『その3』 の実走に続く (・∀・)



※ みんカラで頂いているコメントへのリンク ※

4 件のコメント:

  1. さすが加工となるとキレイにやられますね。この記事中々興味あります♪

    真剣にやってるのでひとつヒント

    おもいっきし走ってからで構いませんのでちょっと投資してフロントは銘柄コンパウンド選んだほうがいいかな

    リアとのグリップバランス タイヤ外径 外径違いからのトレッドラウンド形状
    等々

    普通に前後12インチの車両でもこの時期特に気温変動が広くタイヤの組み合わせは色々ありますからね

    お試しください~

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    1. おお、ありがとう。苦労を重ねてコンマ数秒を削っている折れ太くんの話を今までも多少なり聞いてるいからね、その辺は感じ取ってるよ。

      まずはおっしゃる通り、おもいっきし走るよ。BT601の理解深めずして選択肢は語れないし。(^_^;)

      悲しい事にリアは現状固定されてしまうので、バランスの良いフロントを探すとします♪

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  2. 初めまして。

    質問なんですが、そのタイヤはシグナスにポン付け出来ますか?

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    1. 匿名さん、こんにちは〜♪
      BT-601の事ですかね?ポン付け出来ますよ。ただ、シグナスのフロントは確かリム幅が2.75だったと思うので、少しノッペリしたプロファイルにはなっちゃうでしょうけど。

      ご参考までに〜 m(_ _)m

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