あうっ!!!(;・∀・)
あ、あの、、、今更なのですが。 このリャンホイのインプレッション、すっかりブログアップしている気になっていたのですが、なんと下書きのまま放置してました。(;・∀・)
とりあえず、まとめておきますです。また忘れぬうちに、、、(^_^;)
● セット内容
パッケージは写真の通りで、セットされているパーツは以下の通りです。
・プーリー本体(13/14/15度)
・ランププレート
・フェイス(14度)
・ウェイトローラー(14g)
・プーリーボス
・センタースプリング
価格は確か、1万円弱だったかな?うろ覚えで申し訳ない。この構成なら安い部類ですね。
ちなみに、PCX純正はプーリーもフェイスも15度です。なので、最内の挟み角が13度&14度と浅くなるこのリャンホイでは、発進時のベルトスリップが少々気になるところですが、結果としては気になるレベルではありませんでした。
また、プーリーボスは個体差なのか狙ってなのか、純正より0.5mmほど長め。プーリー形状の違いも含めて、シムを入れなくともポン付けで純正よりVベルトが落とし込まれて組み込まれますです。
● NCY系プーリーと呼ばせて頂く
元祖?本家?(笑) NCY黄金プーリーです。
スクーターパーツの盛大な横流しや類似製品多数の現実は今に始まった事ではないですが、プーリー関連も当然同様。ちなみにリャンホイは、間違いなくNCYと同じ型で作られてます。ウェイトローラーの転動面側は完全一致していますですよ。違いがあるのは、切削されるVベルト面であったり、コーティングの有無であったり。。。
別に、だからと言ってそうした状況の是非を語るつもりはありません。結果として良いものなら便利に使わせていただくまでの事(笑)
僕が知る限り、有名どころでNCY系のプーリーは以下の3種類です。
『 本家NCY 』 ・・・ プーリー14度、フェイス14度、黄金コーティングw
『 リャンホイ 』 ・・・ プーリー13/14/15度多段、フェイス14度、コーティング無し
『 金成 』 ・・・ プーリー15度、フェイス15度、コーティング無し、ランプレ無し
● インプレッション
ウェイトローラーとシムの調整に関しては最終的に好みで各自が合わせるとして(^_^;) ドリブン側はタイホンダのトルクカムで組み込みました。このキット、ポン付けでも十分楽しく走れます。センタースプリングも強めで、MFRより少し柔らかいくらいかな?様々なセンスプのラインナップのうち、比較的硬めの部類に入りますかね。
なので、セットの14gのウェイトローラーでも全開加速時は8,000rpm付近で変速します。通勤利用等である程度は燃費も考慮したい方は、逆に重くした方が良いくらいです。
そして、今回一番特徴的に感じたのは再加速反応の良さです。NCYの黄金プーリーよりも、この点は優れているように感じます。これ、コーティング有無の違いなのか、ベルト面の多段構成の効果なのか、なんとも解りませんが、、、やっぱり再加速は良い感じ。同じドリブン構成でプーリーのみ交換して比較しましたよ、一応ちゃんとね。(^_^;)
ただし、全開加速時の回転変動がちょっと違和感あります。中速から高速に移行する付近で回転が少し下がるのですが、なんだろう、なんか変な感じなんですね。
普通に楽しく乗るなら気にするレベルじゃ無いかも知れませんが、フラット変速じゃないと気分が悪い人にとってはちょっとイヤかもです。ドリブン側でバランス取るのは不可能ではないですが、余計なカネと手間が掛かるので、あまりお勧めはしないです。
とはいえ、変速終了して伸びきりまではしっかり到達します。毎度のテストコースにて、初期型PCX回転リミットの9,300rpmでメーター読み125km/h付近でした。中古ベルトだったし十分でしょ、うん。
● まとめ
全開加速のちょっとした違和感というネガティブポイントより、再加速の良さやコストパフォーマンスの高さなどのポジティブポイントの方が上回っている、というのが僕の感想です。プーリー14度&フェイス14度というワイドレンジ系の定番構成と同様の変速幅を持ちつつ、特徴的な再加速反応を示すこのプーリーキット、十分価値を感じます。
余計な事を考えずにセットでポン付けして速い。という観点でお勧めです ♪
でもね、、、いくら状態維持に手間が掛かろうと『おりゃー!1速吹け切りまで引っ張るぜぇい!!』という雰囲気でヤル気満々(笑)の発進加速を感じる、MFR2やべリアルの方が、僕は乗っていて楽しいし好きですけどね。(^_^;)
NCY系は総じて、初速~中速の変速特性は良くも悪くも無難です。なんてったって純正の延長線上な特性ですもん、そりゃそうですよね。ワイドレンジな変速と扱いやすさの両立を求めるなら、ぜひNCY系をお試し下さいな。
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